Opus 4.6の料金と性能を比較:Sonnet/Haikuとの使い分けまで“損しない”整理
「Opus 4.6、性能が良いのは分かった。でも料金は?結局、どのモデルを選べばコスパがいいの?」——ここで迷っている人、多いはず。AIは便利だけど、雑に使うと請求が現実に戻ってきます。2026-02-06
この記事では、Opus 4.6の料金体系(入力/出力、200K超の扱い、キャッシュ)と、性能面の“差が出るところ”を比較して、最後に用途別の選び方までまとめます。
結論はシンプルです。Opus 4.6は「難しい・長い・ミスが怖い」作業で勝ち、Sonnetは普段使いの万能、Haikuは速さと安さ。この3段構えで考えると、ほぼ迷わなくなります。
1. 料金の基本:Opus 4.6は「入力 /MTok、出力 /MTok」ただしプロンプトが200Kを超えると上がる
Opus 4.6のAPI料金は、プロンプト(入力)が200Kトークン以下なら入力が$5/MTok、出力が$25/MTok。ここは「前モデルから据え置き」という文脈で語られています。
注意点は、プロンプトが200Kトークンを超える“超長文”のとき。ここでは入力が$10/MTok、出力が$37.50/MTokに上がります。つまり、1Mトークンを活かして大量資料を食わせるほど、料金設計的には“プレミアム領域”に入るイメージです。
これを知らずに「全部まとめて突っ込めば楽!」をやると、便利さと引き換えに財布が痛む。逆に言えば、ここを理解していれば、超長文は“ここぞ”で使えます。
| 料金項目 | 200Kトークン以下 | 200Kトークン超 | 使いどころのコツ |
|---|---|---|---|
| 入力(プロンプト) | $5 / MTok | $10 / MTok | 長文は「要点+参照箇所」を優先、全部貼らない |
| 出力 | $25 / MTok | $37.50 / MTok | 出力が長くなりやすい作業は要件で縛る |
| プロンプトキャッシュ(例) | Write $6.25 / MTok、Read $0.50 / MTok | Write $12.50 / MTok、Read $1.00 / MTok | 同じ前提を何度も使う作業で効く(規程・仕様書など) |
- ここだけ覚えればOK:基本は$5/$25、ただし200K超の長文は$10/$37.50へ上がる
- よくある誤解へのツッコミ:1Mトークンは“無料で広がる容量”じゃない。使い方で料金が変わる
- 判断の目安:長文は「全部貼る」より「必要な箇所だけ渡す+質問を鋭くする」がコスパ良い
2. Sonnet 4.5・Haiku 4.5との料金比較:普段使いはSonnet、量産はHaiku、難所はOpus
「Opus 4.6だけ覚えても選べない」ので、同系統のSonnet 4.5・Haiku 4.5も一緒に整理します。ここは、いわば“財布と相談するための地図”です。
| モデル | 入力(200K以下) | 出力(200K以下) | ざっくり立ち位置 |
|---|---|---|---|
| Opus 4.6 | $5 / MTok | $25 / MTok | 難所担当(高難度・長文・エージェント作業) |
| Sonnet 4.5 | $3 / MTok | $15 / MTok | 万能枠(知能・速度・コストのバランス) |
| Haiku 4.5 | $1 / MTok | $5 / MTok | 量産枠(高速・低コスト、軽作業や下書き) |
この表を見て「じゃあSonnetで良くない?」となるのも普通です。実際、多くの作業はSonnetで十分に回ります。Opus 4.6が光るのは、次のような“地雷原”です。
- 複数資料の突合(規程・契約・要件・ログ)
- 長いエージェント作業(段取り→実行→検証→修正)
- コードレビューやデバッグで、ミスが許されない
- 「一発目の完成度」が、往復コストを大きく左右する
- ここだけ覚えればOK:普段はSonnet、軽作業はHaiku、難所だけOpus——でコスパが安定する
- 現実寄り補足:最初から全部Opusにすると、だいたい“もったいない使い方”になりがち
- 判断の目安:詰まったらOpusに切り替える、くらいの運用がちょうどいい
3. 性能比較で“差が出る場所”:ベンチの点数より、現場で効くのは3つ
性能比較というと、ベンチマークの点数合戦になりがちです。でも、現場で「助かった…」となるのは、次の3つです。
(1)長文で前提が崩れない
Opus 4.6は、超長文コンテキストでの情報保持・拾い上げ(いわゆる“文脈が腐る”現象の軽減)に手応えがあると言われています。長い議事録を読ませても、最後で前提がズレにくい。ここが強いと、法務・経理・PMの作業が一段ラクになります。
(2)エージェント作業が長持ちする
単発の回答が賢いだけなら、どのモデルでもそれなりにできます。でも「調査→整理→表→提案→チェック」みたいな長い流れを、途中で投げ出さずに完走するのは別スキル。Opus 4.6はこの“完走力”を強めに取りに来ているタイプです。
(3)コードのレビューとデバッグで自分のミスを拾う
コーディングは「書く」より「直す」「守る」が高い。Opus 4.6は、計画性とレビュー/デバッグが改善され、手戻りを減らす方向に寄っています。結果的に、プロの現場で“使える瞬間”が増えやすいです。
- ここだけ覚えればOK:Opus 4.6の強みは「長文で迷子にならない」「長い作業が続く」「コードの自爆が減る」
- よくある誤解へのツッコミ:ベンチで勝ってても、自分の作業で効かなければ意味がない
- 判断の目安:「前提が多い・長い・ミスが怖い」ほど、Opusの価値が上がる
4. ざっくり料金シミュレーション:よくある利用パターンで“肌感”を作る
料金は「MTok(100万トークン)単位」なので、最初は感覚がつかみにくいです。そこで、よくあるパターンをざっくり計算します(200K以下の通常料金での例)。
| ケース | 入力トークン | 出力トークン | Opus 4.6の概算コスト |
|---|---|---|---|
| 短めの相談(要約+提案) | 50,000 | 10,000 | 入力0.05MTok×$5=$0.25、出力0.01MTok×$25=$0.25 → 合計約$0.50 |
| 仕様レビュー(そこそこ長い) | 120,000 | 20,000 | 入力0.12×$5=$0.60、出力0.02×$25=$0.50 → 合計約$1.10 |
| 超長文(200K超の例) | 300,000 | 40,000 | 入力0.30MTok×$10=$3.00、出力0.04MTok×$37.50=$1.50 → 合計約$4.50 |
この表を見ると分かる通り、短い相談は意外と軽い一方で、超長文は“ここぞ”で使うのが賢い。長文は、前処理(要点抽出)をHaikuやSonnetでやってから、最後の突合・結論だけOpusに投げる、といった運用がコスパ的に美味しくなります。
- ここだけ覚えればOK:短文は安い、長文は跳ねる。だから長文は段階分けすると強い
- 現実寄り補足:みんな最初は“全部Opus”をやって、後でコスト最適化に目覚める
- 判断の目安:まずは「前処理=安いモデル」「結論=Opus」の2段階で試す
5. 結局どれを選ぶ?用途別のおすすめ:迷ったら“自分の失敗パターン”で決める
最後は、用途別のおすすめです。ここで重要なのは「自分がどこで失敗しがちか」。AI選びは、好みより“詰まり方”で決めると失敗しにくいです。
Opus 4.6が向く人
- 複数資料の突合や、長い文脈を保って結論を出す作業が多い
- エージェント的に、複数ステップを連続でやらせたい
- コードレビュー/デバッグで、精度が利益に直結する
- 「一発目の質」が低いと、修正往復で時間が溶けるタイプ
Sonnet 4.5が向く人
- 普段使いの文章生成、要約、調査、軽〜中程度のコード支援を幅広く回したい
- コストと性能のバランスが最優先
- “まず動くもの”が欲しい(その後に人間が整える)
Haiku 4.5が向く人
- 大量の下書き、分類、短文の言い換えなどを高速・低コストで回したい
- 前処理(要点抽出・整形)をとにかく安く済ませたい
- ここだけ覚えればOK:Opusは難所、Sonnetは万能、Haikuは量産。役割分担で最適化
- よくある誤解へのツッコミ:「最強モデル=常に最適」ではない。作業の段階で使い分ける
- 判断の目安:自分のボトルネック(長文・完走・品質)に刺さるモデルを選ぶ

