病気対策自治ニュース速報

ノロウイルスなのに子どもが吐かない?吐かないパターンの特徴と注意点

スポンサーリンク
病気対策
スポンサーリンク

ノロウイルスなのに子どもが吐かない?吐かないパターンの特徴と注意点

時点で、ノロウイルスと言えば突然の激しい嘔吐をイメージする方が多いですが、実際には「ほとんど吐かない」「下痢や腹痛だけ」という子どもも少なくありません。吐かないぶん軽く見えてしまいがちですが、脱水や周囲への感染など注意すべき点はあります。このページでは、子どもの「吐かないノロ」のパターンや、自宅でのケア・受診の目安を解説します。

スポンサーリンク

子どもが吐かないノロウイルスとは?

ノロウイルスは急な嘔吐と下痢を起こすウイルス性胃腸炎ですが、「嘔吐か下痢のどちらか一方だけが目立つ」こともあります。特に子どもでは、嘔吐が少なく下痢や腹痛が中心になるケースも珍しくありません。

パターン 典型的な症状 吐かないパターンのイメージ
典型的ノロ 突然の嘔吐+水様下痢+腹痛+微熱〜発熱。 数時間のうちに何度も吐く。夜間に嘔吐が集中することも。
吐かないノロ 嘔吐は1〜2回、またはほとんどなし。下痢や腹痛が中心。 急にお腹が痛くなり、水っぽい下痢が続くが、吐き気は少ない。
非常に軽いパターン 軽い腹痛とゆるい便のみ。家族にノロ疑いの人がいる。 「お腹の風邪かな?」程度で終わることもある。

この章の要点

  • ノロでも「吐かない」ことはあり得る
  • 下痢や腹痛が急に始まり、周囲に胃腸炎がいればノロの可能性を考える。
  • 吐かないからといって、軽い・うつらないとは限らない。
スポンサーリンク

吐かないパターンでよく見られる症状

「吐かないノロ」の場合、次のような症状の組み合わせで現れることが多いです。

症状 子どもの様子の例
下痢 急に水っぽい便が数回〜十数回出る。トイレやおむつ替えの回数が急に増える。
腹痛・お腹の張り お腹を押さえて「痛い」と訴える/ゴロゴロ・キリキリする/ガスが多い。
食欲低下 いつも好きなものでもあまり食べたがらない。
微熱〜発熱 37〜38℃台程度の熱が出たり、寒気を訴えることがある。

この章の要点

  • 「吐かない代わりに、下痢が目立つ」ケースが多い。
  • 食欲低下や元気のなさが目立つこともある。
  • 発症から1〜3日で落ち着いてくることが多いが、油断は禁物。
スポンサーリンク

吐かないからこそ見逃しやすいリスク

嘔吐がないと「そこまでひどくない」と感じやすい一方で、次のようなリスクがあります。

リスク 内容 注意点
脱水 嘔吐がなくても、頻回の下痢で水分・電解質が失われる。 おしっこの量や回数、口の乾き、ぐったり感を確認する。
感染拡大 便の中には大量のウイルスが含まれる可能性がある。 おむつ替え・トイレ後の手洗いが不十分だと、家族や園に広がりやすい。
他の病気の見逃し 長引く下痢や強い腹痛の場合、細菌性腸炎・虫垂炎など別の病気のことも。 血便・高熱・右下腹部の激痛などがあれば早めに受診を。

この章の要点

  • 吐かなくても、下痢が続けば脱水リスクは十分にある。
  • 「便」と「手洗い」が感染対策のポイント。
  • いつもと違う強い痛み・血便・高熱は、ノロ以外も含めて受診サイン。
スポンサーリンク

吐かないノロの自宅ケアと観察ポイント

嘔吐がない分、水分や食事をとりやすいこともありますが、無理をせず次の点に気をつけてケアしましょう。

ケアのポイント 具体例
水分 経口補水液や水・麦茶を少量ずつこまめに。下痢1回ごとに少し多めに飲ませるイメージ。
食事 おかゆ・うどん・パンがゆ・バナナ・すりおろしりんごなど、消化にやさしいものを少量から。
おしりのケア 下痢でかぶれやすいので、ぬるま湯で洗う→よく乾かす→必要に応じて保護クリーム。
衛生管理 おむつ替えのたびに石けんで手洗い/トイレの便座・レバー・ドアノブをこまめにふき取り。

この章の要点

  • 「吐かない=油断してよい」ではなく、下痢の回数と水分・尿をよく見る。
  • 食事は子どもの様子を見ながら、少量ずつ増やしていけばOK。
  • 家庭内での手洗い徹底とおしりのケアがとても重要。
スポンサーリンク

受診を急いだほうがよいサイン

吐かないノロのように見えても、次のような場合は早めの受診や電話相談を検討しましょう。

サイン 具体的な状態
水分がとれない 水分をほとんど飲まない/飲んでもすぐ吐いてしまう。
尿が少ない おしっこが半日以上ほとんど出ていない/極端に少量で色が濃い。
強い腹痛 体を丸めるほど痛がる/右下腹部だけが痛い/痛みがどんどん強くなる。
便の異常 血便・真っ黒な便・白っぽい便など、いつもと明らかに違う色や状態。
全身状態 ぐったりして遊ばない/呼びかけに反応が弱い/高熱が続く。

この章の要点

  • 下痢が続くときは、「回数」「水分・尿」「元気さ」を毎日確認する。
  • 少しでも「いつもと違う」「おかしい」と感じたら、小児科や相談窓口に連絡してよい。
  • この記事はあくまで一般的な目安であり、具体的な診断・治療は必ず医師の判断を優先する。
::contentReference[oaicite:0]{index=0}
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク