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ノロウイルス?子どもが微熱だけのときの対応ポイント

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ノロウイルス?子どもが微熱だけのときの対応ポイント

現在、ノロウイルスは突然の嘔吐や下痢が有名ですが、中には「微熱だけ」から始まる・最後まで微熱程度で経過する子どももいます。はっきりした症状が出ないぶん、様子を見ていいのか、受診すべきか迷いやすいところです。このページでは、子どもの微熱だけでノロを疑うときの考え方と、自宅での対応・受診の目安を整理します。

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子どもの微熱だけでノロを疑う場面とは?

ノロウイルスの典型例は「急な嘔吐+水様性下痢」ですが、実際には症状の組み合わせや強さには個人差があります。周囲でノロ・胃腸炎が流行しているときは、微熱だけでも次のような要素が揃うと「ノロの初期かもしれない」と考えやすくなります。

状況 ノロをやや疑うパターン 風邪など他の可能性が高いパターン
周囲の流行 家族・保育園でノロや嘔吐下痢が出ている。 周囲に胃腸炎より風邪症状の人が多い。
熱の出方 37.0〜37.8℃程度の微熱が急に出た。 咳・鼻水と一緒にじわじわ熱が上がる。
お腹の症状 お腹がゴロゴロ・きりきりする、おならが増える、便が少しゆるい。 便は普段どおりで、お腹の症状が少ない。
全身の様子 少しだるそう・食欲が落ちている。 元気で走り回っている・普段と差がほとんどない。

この章の要点

  • 微熱だけでも、周囲でノロが流行していれば「初期かもしれない」と考えてよい。
  • お腹のゴロゴロ・軽い腹痛・ゆるい便があれば、しばらく注意して様子を見る。
  • 風邪・他の感染症でも微熱はよくあるため、熱以外のサインを見ることが大切。
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微熱だけのときにまず確認したいチェックポイント

「微熱だけ」で受診するか迷うときは、次の点を順番にチェックしてみてください。

チェック項目 見るポイント 様子見しやすい目安
水分 いつものように飲めているか? おしっこの回数・量はどうか? 水分がとれており、おしっこも半日以内に数回は出ている。
食欲 全く食べられないか、少しなら食べられるか。 量は減っていても、好きなものを少量ずつ食べられる。
お腹の症状 腹痛・下痢・嘔吐はあるか、顔をしかめるほどか。 軽い腹痛やゆるい便程度で、遊ぶ余裕がある。
元気さ 遊びたがるか、ぐったりしているか。 だるそうだが、声をかけると反応し、少しは遊べる。

この章の要点

  • 水分・尿・元気さを中心にチェックする。
  • 水分がとれ、少し遊べているなら、まずは自宅で経過を見ることが多い。
  • 気になる点があれば、早めに小児科へ電話相談すると安心。
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自宅でできる基本的なケア

微熱だけでも、ノロや他のウイルス性胃腸炎の初期という前提で、少し慎重めのケアをしておくと安心です。

水分補給のポイント

  • こまめに少量ずつ飲ませる(経口補水液・水・麦茶など)。
  • ジュースや炭酸飲料は飲みすぎると下痢を悪化させることがあるので控えめに。
  • のどが渇いていなくても、少しずつ声かけをして飲ませる。

食事・生活のポイント

  • 食事は無理に食べさせず、食べられそうならおかゆ・うどん・バナナなどから。
  • お風呂は短めにぬるめのシャワー程度にし、長湯は避ける。
  • 外出や人混みは控え、家で静かに過ごす。
してよいこと 控えたいこと
こまめな水分、消化の良い食事、早めの就寝。 激しい運動・長時間の外出・脂っこい食事。
絵本・テレビなど静かな遊び。 ショッピングモールやテーマパークなど人混み。

この章の要点

  • 「少し物足りないかな?」くらいの食事量でOK、無理に食べさせない。
  • 水分は少量をこまめにが基本。
  • 外出は控えめにし、自宅でゆっくり休ませる。
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受診・相談を考えるサイン

微熱だけに見えても、次のようなサインが一つでもあれば受診・電話相談を検討しましょう。

サイン 具体的な様子
脱水の疑い おしっこが半日以上ほとんど出ない/口の中がカラカラ/涙が出にくい。
お腹の強い痛み 体を二つ折りにするように痛がる/触ると強く嫌がる。
ぐったり感 いつもと違うくらいぼんやり/呼びかけに反応が弱い。
高熱・呼吸 38.5℃以上の高熱が続く/呼吸が速い・苦しそう。

この章の要点

  • 「微熱だから大丈夫」と決めつけず、全身の様子も合わせて判断する。
  • 脱水・強い腹痛・ぐったり・高熱は早めの受診サイン。
  • 迷うときは、小児科や自治体の相談窓口へ電話して指示をあおぐ。
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保育園・幼稚園はどう考える?

微熱だけの段階でも、ノロや他の感染症の可能性がある場合は、無理に登園させない判断が基本です。園ごとにルールは異なりますが、一般的には

  • 発熱(たとえ微熱でも)があるうちはお休み。
  • 嘔吐・下痢が出た場合は、症状が治まってから24〜48時間程度様子を見るよう求められることが多い。

具体的な基準は、必ず通っている園の「登園の目安」やお便り、ホームページなどで確認し、不明な場合は朝の時点で電話で相談すると安心です。

この章の要点

  • 微熱があるうちは、他の園児への感染を防ぐためにも原則お休みと考える。
  • 嘔吐・下痢が出た場合は、園の基準(多くは症状消失後24〜48時間)に合わせる。
  • 判断に迷うときは、朝のうちに園と小児科の両方へ相談するのがベスト。
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