マイナ保険証の登録方法とスマホでできない時の対処法【初心者向け】
2025-11-28 現在、マイナンバーカードを健康保険証として使う「マイナ保険証」は、医療機関・薬局の受診で標準的な仕組みになりつつあります。一方で、「スマホで登録しようとしても読み取れない」「エラーが出て進まない」とつまずくケースも少なくありません。
ここでは、スマホを使ったマイナ保険証の基本的な登録方法と、うまくできない時のチェックポイント・対処法を、公式情報をもとにやさしく整理します。実際の操作画面やメニュー名はアプリの更新で変わる可能性があるため、最終的には公式サイトの最新説明も必ず確認してください。
スマホで行うマイナ保険証登録の基本ステップ
マイナ保険証として利用するためには、次の3つのステップが必要です。
STEP0:事前に準備するもの
- 有効なマイナンバーカード
- マイナンバーカード受け取り時に自分で設定した4桁の暗証番号(利用者証明用電子証明書パスワード)
- マイナポータルアプリをインストールしたスマートフォン
- スマホのNFC機能(おサイフケータイ/Apple Payなどで使う非接触IC)がオンになっていること
STEP1:マイナポータルにログイン
- スマホに「マイナポータル」アプリをインストールし起動。
- 案内に従ってマイナンバーカードをスマホの読み取り位置にかざし、暗証番号を入力してログイン。
STEP2:「健康保険証として利用する」に申し込む
- マイナポータルのメニューから「健康保険証」や「マイナンバーカードを健康保険証として利用する」といった項目を選択。
- 「利用登録をする」ボタンを押し、利用規約などを確認のうえ、画面の指示に従って進める。
- 登録が完了すると、「登録済」などの表示で確認できるようになります。
STEP3:医療機関・薬局でマイナ保険証として使う
登録が終わったら、医療機関や薬局の顔認証付きカードリーダーにマイナンバーカードを置いて受付します。スマホを使ったマイナ保険証の利用(スマホをかざして使う方式)は、2025年9月19日から準備が整った医療機関・薬局で順次利用開始と案内されています。
この章の要点
- マイナ保険証利用には「マイナンバーカード」「4桁の暗証番号」「マイナポータルアプリ」が必要。
- 登録はマイナポータルで「健康保険証として利用する」に申し込むだけで完了する。
- スマホを直接かざして使う方式は、2025年以降、対応医療機関から順次広がっている。
マイナンバーカード用のカードケースや、通院時に便利な診察券ホルダーなどは楽天市場でも豊富に見つかるので、あわせてチェックしてみてください。
スマホで読み取れない・登録できないときのチェックポイント
「何度やってもスマホがマイナンバーカードを読み取ってくれない」「エラーは出ないのに先へ進まない」といった場合は、次のポイントを順番に確認してみましょう。
| チェック項目 | 確認すること |
|---|---|
| NFCの設定 | スマホの「NFC / おサイフケータイ」機能がオンになっているか確認する。 |
| かざす位置 | iPhoneは上部、Androidは背面中央付近など、メーカーが案内する読み取り位置にしっかり押し当てる。 |
| ケース・金属類 | 厚手のケースや金属製ケースは電波をさえぎることがあるため、一度外して試す。 |
| 暗証番号 | 4桁の暗証番号を連続で間違えるとロックされるため、心当たりがない場合は自治体窓口で再設定が必要。 |
| カードの有効期限 | マイナンバーカードや電子証明書の有効期限が切れていないかを確認し、切れている場合は更新手続き後に再登録する。 |
| 登録状況の確認 | すでにマイナ保険証登録が済んでいるかどうか、マイナポータルの「健康保険証」ページで確認する。 |
どうしてもスマホで読み取りができない場合は、医療機関の顔認証付きカードリーダーやセブン銀行ATMから登録する方法も用意されています。スマホにこだわらず、別ルートも検討してみてください。
この章の要点
- 読み取りエラーの多くは「NFCがオフ」「かざす位置がずれている」「ケースの干渉」など物理的な原因が多い。
- 暗証番号のロックやカードの有効期限切れにも注意が必要。
- スマホで難しいときは、医療機関のカードリーダーやセブン銀行ATMから登録する方法もある。
暗証番号をメモしておくノートや、重要書類をまとめて保管するファイルなども、楽天市場なら種類豊富にそろえられます。
スマホのマイナ保険証が医療機関で使えないとき
マイナ保険証の登録自体はできていても、いざ医療機関で使おうとした際に「スマホがうまく読み取れない」「システム障害で使えない」といったケースも想定されています。
1)スマホでのマイナ保険証利用の注意点
- 受付のカードリーダー画面で「スマートフォンを利用」などのボタンを選ぶ。
- iPhoneとAndroidで認証方法が異なる場合がある(Face ID/Touch IDや暗証番号入力など)。
- スマホに登録されているマイナンバーカード情報が失効していないかを確認する。
2)システム障害や読み取りトラブル時の救済策
厚生労働省やデジタル庁の案内では、システム障害や停電・機器故障などでマイナ保険証が使えない場合でも、10割負担にならないようにするための対応策が示されています。
- 再診の場合:過去受診時の資格情報を確認してもらう。
- 初診の場合:資格申立書に記入することで、後日保険適用が調整される。
- マイナポータルに表示される保険資格情報をスマホにダウンロードし、その画面を提示する方法も用意されている。
この章の要点
- スマホのマイナ保険証は、カードリーダー側でも「スマホ利用」設定が必要な場合がある。
- システム障害時でも、資格申立書や過去の受診情報などで保険適用を受けられる仕組みが整えられている。
- 困った時は、その場で医療機関の窓口スタッフに相談するのが確実。
受診時に必要な保険証・マイナンバーカード・診察券などをまとめて入れておけるポーチやケースは、楽天市場で探すと選びやすいです。

