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メモリ高騰とNANDフラッシュ動向まとめ|SSDが高い理由は“DRAM不足”だけじゃない

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メモリ高騰とNANDフラッシュ動向まとめ|SSDが高い理由は“DRAM不足”だけじゃない

SSDの値段を見て「え、ストレージってこんなに主役だったっけ?」と首をかしげた人、だいたい同じ景色を見ています。2026-01-14現在の“メモリ高騰”は、DRAMだけの話で終わらず、NANDフラッシュ(=SSDやスマホ容量の中身)にも波が来やすい局面です。この記事では、NANDフラッシュの今っぽい動き方と「じゃあ何を見れば判断できる?」を、専門用語を噛み砕きながら整理します。

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NANDフラッシュって何?DRAMと一緒に語られる理由

ざっくり:DRAMは“作業机”、NANDは“収納”

まず前提。DRAMはアプリやOSが動くための作業机(メインメモリ)で、NANDフラッシュは写真・動画・アプリ本体を置く収納(SSD/スマホストレージ)です。役割は違うのに、一緒に高騰の話題に出てくるのはなぜか。

答えはわりと現実的で、「同じ半導体メーカーが、同じ工場・同じ人員・同じ投資枠で、どっちに力を入れるか」を常に調整しているから。儲かる用途が出ると、そこへ寄せたくなる。すると、もう片方が“相対的に薄くなる”ことがある。ここでよくある誤解が「NANDが高い=材料不足で作れない」。実際には、作れるけど、作り方と配分が変わるほうが効いてきます。

項目 DRAM NANDフラッシュ 高騰時に起きやすいこと
役割 作業机(アプリを動かす) 収納(保存する) 両方が同時に上がると“体感コスト”が跳ねる
代表製品 PCメモリ、サーバーDRAM SSD、スマホ容量(UFSなど) SSDが上がると、PC買い替え全体が高く感じる
需要の主戦場 AIサーバー、PC、スマホ データセンターSSD、PC SSD、スマホ 企業向け需要が強いと一般向けが薄くなりやすい
  • ここだけ覚えればOK:NANDはSSD・スマホ容量の中身。DRAMとは役割が違う。
  • 判断の目安:NANDの値動きは「作れない」より「配分が変わった」で説明できることが多い。
  • よくあるツッコミ:「半導体不足って言っとけば全部説明できる?」→できません。部品ごとに事情が違います。
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NANDフラッシュ“需要側”の動向:いま強いのはどこ?

データセンター:AIで“保存するデータ”も爆増する

AI投資が増えると、GPUやサーバーDRAM(そしてHBM)が注目されがち。でも裏で効くのが保存領域です。学習データ、ログ、チェックポイント、バックアップ……増えるのは計算だけじゃありません。結果として、エンタープライズSSD(企業・データセンター向けSSD)の需要が強くなり、NANDの“高付加価値品”に配分が寄りやすい、という構図が出てきます。

PC:容量の“当たり前”が上がるほどNANDを食う

昔は256GBで十分だったのに、今はOSとアプリだけで結構埋まります。ゲームや動画編集が絡むと1TBが普通になってきた。しかも「安いから512GBで…」と買った人ほど、数カ月後に外付けSSDやクラウド課金で結局お金が出ていく。高騰期は、この“あとから出費”が増えやすいのが厄介です。

スマホ:値上げより「容量グレードの再編」で来る

スマホは競争が激しいので、露骨な値上げをしづらい。そこで起きがちなのが、標準容量を抑えて上位容量で回収する設計です。たとえば「同価格帯の新モデルなのに、256GBが上位扱いで値差が大きい」みたいなやつ。これ、買う側が一番気づきにくい“実質値上げ”です。

  • ここだけ覚えればOK:NAND需要は「データセンター」「PC容量の底上げ」「スマホ容量設計」で強くなりやすい。
  • 判断の目安:値札だけでなく「標準容量が減っていないか」を見ると、影響が分かりやすい。
  • 現実寄りの補足:容量をケチると、クラウド課金や買い替え前倒しで逆に高くつくことがある。
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NANDフラッシュ“供給側”の動向:増産より「投資・歩留まり・世代移行」がカギ

3D NANDの世代移行は、増えるけど簡単には増えない

NANDは3D NAND(縦に積む構造)が主流で、世代が進むほど同じ面積でたくさん入れられるようになります。ここだけ聞くと「じゃあ増える一方で安くなるでしょ?」と思いがちですが、そう単純ではありません。新世代に移ると、設備の調整、工程の複雑化、歩留まり(良品率)の立ち上げが必要になり、短期はむしろ供給が読みづらくなります。

メーカーは“値崩れを嫌う”:市況が弱いときほど生産調整が入りやすい

メモリ(DRAMもNANDも)は価格の波が激しい業界です。過剰生産→値崩れ→減産→品薄→値上がり…を繰り返してきました。だから市況が弱いときほど、メーカーは稼働率調整や投資の抑制で「崩れない相場」を作ろうとすることがあります。ここが“下がりにくさ”の正体になりがちです。

もう一つのポイント:需要が強い“タイプ”への配分が偏る

NANDと言っても用途別に仕様が違います。企業向けSSDが強いと、そちらに配分が寄りやすい。すると一般向けSSD(クライアントSSD)が薄くなる。たとえ市場全体のNANDが足りていても、体感として「欲しいSSDだけ高い」になり得ます。

供給側の要素 何が起きる? 価格への効き方 体感の出方
世代移行(3D NAND) 新世代の立ち上げ・歩留まり調整 短期は供給が読みにくい 同容量でもモデルで値差が出る
生産調整 稼働率を下げて値崩れを防ぐ 下落が止まりやすい 安売りが減る/底値が上がる
配分の偏り 企業向け・高付加価値品へ優先 一般向けが相対的に高くなる クライアントSSDが高止まり
  • ここだけ覚えればOK:NAND供給は「増産」の一言ではなく、世代移行と調整で動く。
  • 判断の目安:市況が弱い時期ほど“生産調整で下げ止まる”ことがある。
  • よくある勘違い:「技術が進む=すぐ安い」→立ち上げ期は逆に不安定になりやすい。
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NAND価格の“伝わり方”を知ると、買い時を見誤りにくい

契約と店頭は別世界:ニュースを見てすぐ店が動くとは限らない

企業向けの契約価格が動いても、店頭のSSDは在庫の厚みでタイムラグが出ます。逆に、在庫が薄いときは店頭のほうが先に動くこともある。だから「ニュースで上がった=今すぐ買わなきゃ」「ニュースで下がった=来週安いはず」みたいな短絡が起きがちです。

“容量グレード”が変わると、比較が一気に難しくなる

高騰期にありがちなのが、同じシリーズでも「512GBだけ割高」「2TBだけ妙に在庫がない」など、容量で歪むこと。ここでやるべきはシンプルで、GB単価(円/GB)で見ること。数字は冷たいですが、感情に左右されにくくなります。

NANDフラッシュの動向を判断するチェックポイント(データセンター需要、配分の偏り、容量グレードの歪み)をまとめた図
価格の上下より先に、需要の強い用途と“配分の偏り”を追うと判断がラクになります。
  • ここだけ覚えればOK:NANDのニュースと店頭価格にはズレが出やすい。
  • 判断の目安:容量比較は円/GBで揃えると、歪みに気づきやすい。
  • 現実寄りの補足:「安い方を買ったのに、すぐ足りない」は高騰期のあるある。
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今後の動向を追うなら何を見る?個人・企業の“実戦チェックリスト”

個人:SSDは“必要容量”を先に決めて、セールの波だけ拾う

相場を当てに行くほど疲れます。おすすめは逆で、必要容量(例:ゲームもやるなら最低1TB、編集なら2TBも検討)を先に固定して、あとはセール時にその条件だけ見て買う。価格に心を振り回されにくい買い方です。

企業:調達は「確保できる構成」と「データの置き方」で差がつく

企業のストレージは、買う前に削れることがあります。保持期間の見直し、ログの圧縮、ホット/コールドの階層化(よく使うデータとそうでないデータを分ける)など。高騰期は“増設”より“整理”が効く場面が多い。しかも整理は、相場に関係なく価値が残ります。

  • ここだけ覚えればOK:NAND動向は、需要(データセンター)と配分(企業向け優先)で読みやすい。
  • 判断の目安:個人は容量固定+セール拾い、企業は保持設計・階層化で“買う前に減らす”。
  • よくあるツッコミ:「相場が下がるまで待つべき?」→待つより、買い方のルール化が先です。
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