共通テスト2026日程はいつ?時間割と主な変更点をわかりやすく解説
2025-12-10時点で公表されている大学入試センターや大手予備校の情報をもとに、2026年度(令和8年度)大学入学共通テストの日程と時間割、主な変更点を整理します。「試験日はいつ?」「開始時間は何時から?」「Web出願はどう変わる?」といった疑問をまとめて解消できるように構成しました。
結論:2026年共通テスト本試験は1月17日・18日の2日間
2026年度(令和8年度)の大学入学共通テスト本試験は、2026年1月17日(土)と18日(日)の2日間で実施されます。従来と同じく2日制ですが、2025年度から導入された新教科「情報I」を含めた新課程入試の2年目にあたる点がポイントです。
また、2026年度からは出願方法が原則としてWeb出願に一本化され、受験生が出願サイト上でマイページを作成して手続きする仕組みになっています。紙の願書中心だった頃と比べると、早めのアカウント作成と操作確認がより重要になります。
- 要点:本試験は2026年1月17日(土)・18日(日)の2日間。
- 要点:新課程「情報I」を含む共通テストの2年目にあたる。
- 要点:2026年度からWeb出願が本格導入され、マイページ作成が必須になる。
2026年度共通テスト時間割一覧(教科別・時間帯)
2026年本試験の時間割は、1日目に文系科目(地理歴史・公民、国語、外国語)、2日目に理系科目(理科、数学①、数学②、情報I)を行う構成です。1日目・2日目ともに、最初の科目は9:30開始が基本となっています。
| 日程 | 時間帯 | 教科 | 主な科目 | 試験時間 | ポイント |
|---|---|---|---|---|---|
| 1日目 2026年1月17日(土) | 9:30〜11:40 (10:40〜11:40) | 地理歴史・公民 | 地理総合・地理探究/歴史総合・日本史探究/歴史総合・世界史探究/公共・倫理/公共・政治・経済/地理総合/歴史総合/公共 | 2科目受験:130分 1科目受験:60分 | 2科目受験は9:30開始、1科目だけの人は10:40開始になる。 |
| 1日目 | 13:00〜14:30 | 国語 | 国語 | 90分 | 新課程対応で問題量が増えたため、従来より試験時間が長めに設定されている。 |
| 1日目 | 15:20〜16:40 17:20〜18:20 | 外国語 | 英語(リーディング・リスニング)/ドイツ語/フランス語/中国語/韓国語 | 英語R:80分 英語L:60分 その他言語:80分 | 英語のみリーディングとリスニングの2部構成となる長丁場の時間割。 |
| 2日目 2026年1月18日(日) | 9:30〜11:40 (10:40〜11:40) | 理科 | 物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎/物理/化学/生物/地学 | 2科目受験:130分 1科目受験:60分 | 基礎科目の組み合わせ受験と、専門科目2科目受験などでパターンが分かれる。 |
| 2日目 | 13:00〜14:10 | 数学① | 数学I・数学A/数学I | 70分 | 文系・理系問わず多くの受験生が受ける必須科目グループ。 |
| 2日目 | 15:00〜16:10 | 数学② | 数学II・数学B・数学C | 70分(新課程で延長済み) | 出題範囲が広がったことを踏まえ、旧課程より試験時間が長くなっている。 |
| 2日目 | 17:00〜18:00 | 情報 | 情報I | 60分 | 2025年度から本格実施された新教科。プログラミングやデータ活用などが出題対象。 |
- 要点:両日とも朝9:30スタートで、夜18時前後まで続く長丁場の試験。
- 要点:地理歴史・公民と理科は、1科目か2科目かによって開始時刻と試験時間が変わる。
- 要点:数学II・B・C、情報Iは新課程対応で時間配分が見直されている。
2026年度の主な変更点・注意点(Web出願・新課程2年目)
2026年度共通テストで特に意識しておきたいのは、「Web出願の本格スタート」と「新課程入試2年目」という2点です。
- Web出願:専用サイトでマイページを作成し、インターネット経由で出願・検定料支払いを行う方式に移行します。締切直前はアクセス集中が予想されるため、余裕を持った登録が必要です。
- 新課程2年目:2025年度から新課程対応の問題が始まり、2026年度はその2年目。出題方針は基本的に継続ですが、初年度の反省を踏まえて出題バランスが微調整される可能性があります。
- 情報I:情報の必履修化を踏まえた新教科で、プログラミング・データの分析・ネットリテラシーなどがテーマ。学校ごとの指導の差が成績差につながりやすい点にも注意です。
- 要点:出願は紙からWebへ移行し、PC・スマホ操作に慣れておく必要がある。
- 要点:新課程2年目で、問題傾向が微調整される可能性がある。
- 要点:情報Iは対策の差が点数の差になりやすく、早めの準備が重要。
文系・理系別のモデル時間割と当日の動き方のコツ
文系受験生の場合、1日目にほぼフルで受験し、2日目は理科を受けるかどうかで拘束時間が変わります。国公立文系志望なら6教科8科目を受けるケースが多く、2日間通して朝から夕方まで試験が続く前提で体力づくりをしておくべきです。
理系受験生は、2日目の負担がとくに大きくなりがちです。午前中に理科2科目、午後に数学①・②、その後に情報Iと、集中力を要する科目が続きます。休み時間の食事・仮眠・トイレのタイミングを事前にシミュレーションしておくと、本番で慌てずに済みます。
- 要点:文系は1日目、理系は2日目の負担が大きくなりやすい。
- 要点:昼食のタイミングと量を試験本番を想定して練習しておくと安心。
- 要点:模試の段階から、本番と同じ時間割で過去問演習をするのがおすすめ。
直前期に必ず確認しておきたい公式情報とチェックリスト
共通テストの日程・時間割は、大学入試センターの受験案内や公式サイトで最新情報が更新されます。悪天候や災害など、想定外の事態で時間割が変更される可能性もゼロではないため、「試験1〜2週間前」と「前日」に公式情報を再確認しておくと安心です。
- 受験票は印刷が必要か、写真貼付の要否はどうか。
- 集合時間・試験会場へのアクセス方法・下見の可否。
- 持ち込み可能な時計・筆記用具・飲食物のルール。
- 要点:最終的な日程・時間割の確認は、必ず大学入試センターの公式情報で行う。
- 要点:受験票・身分証明書・時計など、前日チェックリストを作っておくと安心。
- 要点:当日の遅刻・トラブルを防ぐため、会場までの移動時間は余裕をもって計画する。

