個人向け国債の金利最新:いつ上がる?「次の発表日」と上がり方の仕組みをやさしく整理
「個人向け国債の金利、最近上がってるって聞くけど“最新”はどれ?そして次はいつ上がるの?」——この検索、かなり“生活の防衛本能”です。定期預金よりマシなら動きたいし、でも買った直後にもっと上がったら悔しい。2026-02-04の時点で言えるのは、個人向け国債の金利は“気分”ではなく、国のルール(算式)と市場金利で決まるということ。
この記事では、最新金利(発行条件)を押さえつつ、「いつ上がる」の答えを“タイミング”と“条件”に分解して説明します。読み終わる頃には、ニュースで「長期金利が上昇」と見たときに、あなたの個人向け国債がどう動きそうか、判断しやすくなります。
1. まず最新:2026年2月募集の金利(変動10年・固定5年・固定3年)
最新の“募集分”の金利は、財務省が発表する発行条件で確認します。2026年2月募集分の初回適用利率は次のとおりです(いずれも最低年0.05%の下限あり)。
| タイプ | 年率(税引前) | 税引後(参考) | 金利の決まり方(超ざっくり) |
|---|---|---|---|
| 変動10年(第191回) | 1.48% | 1.1793380% | 「10年国債の基準金利×0.66」を半年ごとに見直し |
| 固定5年(第179回) | 1.66% | 1.3227710% | 「基準金利−0.05%」で満期まで固定 |
| 固定3年(第189回) | 1.39% | 1.1076215% | 「基準金利−0.03%」で満期まで固定 |
さらに、この募集の期間は2026年2月5日〜2月27日、発行日は2026年3月16日です。「今月の金利で買う」つもりなら、この募集期間を逃さないのがポイントになります。
- ここだけ覚えればOK:最新の募集金利は「変動10年 1.48%」「固定5年 1.66%」「固定3年 1.39%」
- よくある勘違いへのツッコミ:「個人向け国債=変動のほうが高い」は常に成立しない(固定が上回る月もある)
- 判断の目安:買う前に“今月の募集期間”と“適用利率(税引前)”だけは必ず見る
2. 「金利はいつ上がる?」の答えは2つある:発表のタイミングと、上がる条件
質問の「いつ上がる?」には、実は2種類の意味が混ざっています。
(A)新しく買う人の金利は、いつ上がる?
これはシンプルで、個人向け国債の金利は原則“募集ごと”に決まるので、次の募集で上がることもあれば下がることもあります。毎月、条件が更新されるイメージです。「来月の募集で上がるか?」は、来月の発表を見るまで確定できません。
(B)すでに持っている人の金利は、いつ上がる?
ここが混乱ポイント。すでに保有している場合、
- 固定3年・固定5年:買ったときの利率が満期まで固定なので、途中で上がりません(下がりもしません)。
- 変動10年:半年ごとに利率が見直されるので、市場金利が上がっていれば次回の見直しで上がる可能性があります。
つまり「上がるのを待ちたい」の対象は、基本的に“次回募集で買う”か、“変動10年をすでに持っていて次の見直しを待つ”のどちらかです。
- ここだけ覚えればOK:「新規購入の金利」は毎月の募集で変わる/「保有中の利率」は変動10年だけ半年ごとに変わる
- 現実寄り補足:固定を買ってから「上がった!」とニュースを見ても、固定の自分は上がらない(でも下がらないのが固定の価値)
- 判断の目安:「いつ上がる?」は“買う予定の月”と“持っている種類”を分けて考えるとスッキリする
3. 何が起きたら上がる?個人向け国債は「国債の金利」とほぼ連動する
個人向け国債の金利は、ざっくり言うと「国が発行する普通の国債(市場の金利)」をもとに計算されます。だから、個人向け国債だけが独自に上がったり下がったりするわけではありません。
上がりやすい材料:長期金利の上昇
ニュースでよく見る「長期金利が上昇」という話。これが続くと、個人向け国債の基準金利も上がりやすくなります。特に変動10年は、10年国債を基準にするので影響を受けやすいです。
長期金利が上がりやすい要因(ざっくり)
- 日本銀行の利上げ観測(政策金利が上がりそう、または実際に上がった)
- 物価や賃金の上昇が続く見通し(インフレが続くと金利は上がりやすい)
- 国債の需給(国債が売られやすい局面では利回りが上がりやすい)
- 海外金利の影響(米金利などが動くと日本の長期金利にも波が来る)
- ここだけ覚えればOK:個人向け国債の金利は、国債市場の金利(基準金利)に連動して動きやすい
- よくある誤解へのツッコミ:「財務省が気分で金利を決めてる」は違う(算式でほぼ決まる)
- 判断の目安:日銀の会合や長期金利のニュースが増えるほど、個人向け国債の金利も動きやすい局面
4. 上がるのを待つべき?「待つリスク」と「先に買うメリット」を天秤にかける
ここが一番悩ましいところ。「もう少し待てばもっと上がるかも」vs「待ってる間、金利ゼロみたいな預金に置くのはもったいない」。この葛藤、全員が通ります。
待つリスク:上がるとは限らない&待っている間は利息が増えない
金利は上がる局面もあれば、落ち着く局面もあります。さらに、個人向け国債は元本割れしにくい代わりに、株のように値上がり益がある商品でもありません。つまり、待っている期間は「機会損失」になりやすい。
先に買うメリット:最低金利0.05%の下限+元本割れしにくさ
個人向け国債の強みは「安心して置ける場所」であること。特に変動10年は半年ごとに見直しがあるので、金利が上昇トレンドなら“後から追いついてくる”期待も持てます(ただし、上がる保証ではありません)。
| あなたの状況 | 待つのが向く | 先に買うのが向く | 一言アドバイス |
|---|---|---|---|
| 近いうちに使う予定がある(1年以内) | △ | △ | 個人向け国債は原則1年は中途換金できないので、まず流動性を優先 |
| 預金で寝かせているお金がある | △ | ◯ | 「買う月を分散」すると、待つ不安と取り逃しを両方減らせる |
| 金利上昇局面に乗りたい | △ | ◯(変動10年) | 変動10年は半年ごとに追随しやすいが、固定は追随しない |
| 金利が下がるのが怖い | △ | ◯(固定3年/5年) | 固定は「上がらない」代わりに「下がらない」 |
- ここだけ覚えればOK:「待つ=機会損失」になりやすい。迷うなら“買う月を分散”が現実的
- 現実寄り補足:金利の天井を当てようとすると、だいたい外してストレスだけ残る
- 判断の目安:使う予定が1年以内の資金は、そもそも個人向け国債に向きにくい
5. ルール面の注意:中途換金と税金だけは先に知っておく
「買ってから知った」が起きやすい2点を、先に潰します。
中途換金:原則1年は換金できない
個人向け国債は、発行から1年経過(第2期利子支払日以後)で中途換金が可能になります。つまり、生活防衛資金の“全部突っ込み”は危険。急な出費で現金が必要になったときに詰みやすいです。
中途換金調整額:利息が少し差し引かれる
中途換金時には調整額が差し引かれます。ざっくり言うと「直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685」が引かれる仕組みです。完全に損するというより、“途中でやめるならペナルティがある”と理解しておけばOK。
税金:利息には税がかかる
利息には税がかかるので、募集金利(税引前)だけを見て「思ったより増えない…」となりがちです。表の税引後はあくまで参考ですが、体感のズレを減らすには税引後の感覚も持っておくと安心です。
- ここだけ覚えればOK:個人向け国債は原則1年は換金できない。生活費の全部投入はNG
- よくある誤解へのツッコミ:「いつでも解約できる預金みたいなもの」ではない(ルールがある)
- 判断の目安:買う前に「1年使わないお金か?」を自分に聞く。それで答えが曖昧なら金額を小さくする

