カランダガン島（カランガマン島）のベストシーズン｜雨季・乾季はいつがおすすめ？
カランダガン島（カランガマン島／Kalanggaman Island）は、季節や天候によって海の色や波のコンディションが大きく変わるサンドバーの島です。ここでは、2025-12-05 現在の気候情報と現地ガイドの傾向をもとに、「乾季／雨季で何が変わるのか」「具体的にいつ行くのが一番おすすめなのか」を詳しく解説します。ベストシーズンを知っておくと、限られた旅の日程でも失敗しにくくなります。
カランダガン島の年間気候の基本
フィリピンの一般的な乾季・雨季とカランダガン島
フィリピン中部（ビサヤ地方）に位置するカランダガン島は、ざっくりと「乾季（11〜5月）」と「雨季（6〜10月）」の2つのシーズンに分けられます。乾季の中でも、2〜5月くらいが特に晴天率が高く、海も比較的穏やかな「ベストシーズン」として紹介されることが多いです。
一方、雨季の6〜10月はスコールや台風が増え、ボートが欠航になるリスクも高まりますが、人が少なく静かな雰囲気を好む旅行者には狙い目の時期でもあります。
| 時期 | シーズン | 天候の傾向 | 海況・混雑 |
|---|---|---|---|
| 11〜1月 | 乾季（前半） | 比較的涼しく、晴れの日が多い | 波はおおむね穏やか、観光客は徐々に増え始める |
| 2〜5月 | 乾季（ピーク） | 暑くて晴天が続きやすい | 海の透明度が高く、ハイシーズンでツアーも多い |
| 6〜9月 | 雨季（台風シーズン） | スコール・台風が増え、不安定な天気 | ボート欠航リスクあり、人は少なく静か |
| 10月 | 雨季〜乾季の間 | 年によって当たり外れ大きめ | 少しずつ観光シーズンへ移行するタイミング |
- 要点: 一般的な「乾季」は11〜5月、「雨季」は6〜10月
- 要点: とくに2〜5月が海も天気も安定しやすいとされる
- 要点: 雨季は静かだが、ボート欠航や悪天候のリスクが高い
一番のベストシーズン：乾季の11〜5月
① ハイシーズン本命は2〜5月
多くの現地ツアー会社やガイドは、カランダガン島のベストシーズンとして「2〜5月頃の乾季」を挙げています。真夏に近い時期で日差しは強いものの、その分海の透明度が高く、サンドバー（砂州）の白さとエメラルドグリーンの海のコントラストが最も映える時期です。
ただし、フィリピンの学校の休暇シーズンやイースター前後はフィリピン人の国内旅行客も増えるため、日帰りツアーが満席になることもあります。特に週末の参加を予定している場合は、早めの予約が安心です。
② 11〜1月の「涼しい乾季」は過ごしやすさ重視に最適
11〜1月の乾季前半は、日中の気温もやや穏やかで、日本人にとっては過ごしやすい季節です。海も比較的穏やかで、風もそこまで強くない日が多いため、「暑すぎるのは苦手だけど、乾季のコンディションで楽しみたい」という人には、この時期が狙い目です。
- 要点: 絵葉書のような写真を撮りたいなら2〜5月が本命
- 要点: 暑さが苦手な人には11〜1月の「涼しい乾季」がおすすめ
- 要点: ハイシーズンはツアー満席や料金高めになる傾向あり
雨季（6〜10月）に行くメリット・デメリット
雨季でも行けるが「予備日」を入れたい時期
雨季の6〜10月でも、1日中雨というわけではなく、「午前中は晴れて午後にスコール」といったパターンも珍しくありません。ただし、台風の進路次第ではボートが欠航になったり、ツアー自体がキャンセルになったりする可能性があります。
この時期のメリットは、観光客が少なく、島の静けさやローカル感をより感じられること、ツアー料金がやや抑えめになるケースがあることです。一方で、日程に余裕がないと「せっかく来たのに船が出ない」というリスクもあるため、1〜2日の予備日を入れられる中長期旅行者向きのシーズンと言えます。
- 要点: 雨季は人が少なく静かな島を楽しめる可能性が高い
- 要点: 台風・高波でボート欠航が出やすく、日程に余裕が必要
- 要点: 一発勝負の短期旅行にはあまり向かないシーズン
月別のおすすめ度と「どんな人に向くか」
旅行スタイル別のベストタイミング
ざっくりとした「月別のおすすめ度」と、「どんな人に向いているか」を整理すると次のようなイメージになります。
| 月 | おすすめ度 | 特徴 | 向いているタイプ |
|---|---|---|---|
| 1月 | ◎ | 乾季前半で比較的涼しく、波も穏やか | 暑さが苦手な人、家族旅行 |
| 2〜3月 | ◎〜★ | 快晴率が高く、海の透明度も良い | 写真重視、アクティビティ重視の人 |
| 4〜5月 | ★ | 暑いが海はベストコンディションになりやすい | 日焼け・マリンスポーツが好きな人 |
| 6〜8月 | △ | 雨季でスコールや台風が増える | 長期旅行者・柔軟に予定を変えられる人 |
| 9〜10月 | △〜○ | 年によって当たり外れが大きい時期 | 混雑を避けたいリピーターなど |
| 11〜12月 | ◎ | 乾季入りで過ごしやすく、海も安定し始める | 年末年始のバカンス、初心者 |
- 要点: ベストは「2〜5月」、無難なのは「11〜3月」
- 要点: 雨季は当たり外れが大きく、長期旅行者向き
- 要点: ベストシーズンでも週末・連休は早めの予約が必要
セブから行く場合のシーズン別アドバイス
乾季は「早朝出発＋日焼け対策」、雨季は「予備日＋キャンセル保険」
セブ発の日帰り・宿泊ツアーの場合、乾季は「強い日差しと暑さ」対策が最優先です。ラッシュガード・帽子・サングラス・高SPFの日焼け止めをしっかり用意し、船の上でこまめに水分補給をしましょう。
雨季に行く場合は、「ボートが出ない可能性」を前提に、セブ滞在中に別の日程でも参加できるようツアー日を柔軟に組むことが大切です。旅行保険のオプションで「ツアーキャンセル補償」などが付いていると、万が一のときの心理的ハードルも下がります。
- 要点: 乾季は暑さ・日焼け対策、雨季は予備日とキャンセルリスクへの備えが重要
- 要点: 海が荒れる日は、無理せず別日の予定に切り替える判断も大切
- 要点: ベストシーズンでも、天候は100％読めないので「ある程度の運」は必要
