改革の会の発足はいつ?誰が作ったのかを時系列で解説
「改革の会って、いつ誰が作った会派なの?」という疑問に答えるために、ここでは発足の経緯をカレンダー順に整理します。改革の会は、元・日本維新の会の3議員が2025-09-22に結成した衆議院の院内会派で、その後いったん共同会派を経て、2025-10-20に再び「改革の会」として再出発しています。この記事の基準日は 2025-11-27 です。
発足のきっかけ:維新への不満と離党届
スタート地点は、2025年9月にさかのぼります。
- 2025-09-08:斉木武志・守島正・阿部弘樹の3人が、日本維新の会の新執行部の運営や政策への不満から離党届を提出。
- 3人は「新たな会派を結成することを検討している」とコメントし、新党構想も選択肢としつつ、まずは国会内での会派づくりを模索する姿勢を示しました。
- 日本維新の会側は、離党届をいったん保留し慰留を試みましたが、溝は埋まらず対立が深まります。
この時点ではまだ「改革の会」という名前は出ておらず、「維新から離れた3人組」として報じられていました。
この章の要点
- 発端は、維新新執行部への不満からの離党届です。
- 3人は当初から「新たな会派」構想を示していました。
- この段階では会派名や具体的な中身はまだ決まっていませんでした。
2025年9月22日:改革の会が正式発足するまでの流れ
続いて、「離党届」から「会派発足」までの動きを、日付ごとに整理します。
| 日付 | 出来事 | ポイント |
|---|---|---|
| 2025-09-08 | 3人が維新に離党届を提出 | 新執行部への不満や路線の違いを理由に挙げる。 |
| 2025-09-17 | 維新が3人を除名処分 | 党は議員辞職も求める一方、3人は応じない姿勢を表明。 |
| 2025-09-22 | 衆議院で「改革の会」結成届を提出 | 会派代表は斉木武志氏。記者会見で基本方針を説明。 |
9月22日の記者会見では、「企業・団体献金に縛られず、国民直結の改革を進める集団にしたい」といった趣旨が語られ、「改革の会」という名前に込めた意味も説明されています。
この章の要点
- 2025-09-22が、改革の会の「第1次結成日」です。
- 代表は斉木武志氏で、守島正・阿部弘樹の3人構成でスタートしました。
- 発足時から「お金に縛られない改革」を打ち出しています。
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一度は「有志・改革の会」に統合、再び「改革の会」へ
改革の会は、発足からほどなくして一度「姿を消す」時期があります。
- 2025-10-06:「有志の会」と合同で共同会派「有志・改革の会」を結成し、改革の会は単独会派としてはいったん消滅。
- 2025-10-20:首班指名選挙への対応(高市首相への投票など)をめぐり調整がつかず、共同会派を解消。
- 同日:再び「改革の会」として会派を再結成(これが「第2次」の成立日)。
つまり、「改革の会」という名前は、第1次(単独会派)→共同会派(有志・改革の会)→第2次(再び単独会派)という流れをたどっています。
この章の要点
- 改革の会は、いったん「有志・改革の会」にまとまり、単独会派としては消滅した時期があります。
- 首班指名選挙へのスタンスをめぐり、共同会派を解消し、再度「改革の会」として立ち上がりました。
- そのため、成立日が「第1次」「第2次」と2回あるのが特徴です。
創設メンバー3人は誰?簡単プロフィール
発足メンバー3人の基本情報を、ざっくり整理しておきます。
| 議員名 | 選挙区・当選枠 | 主な経歴 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 斉木武志 | 比例北陸信越(福井2区)/衆議院3期 | 東京大学法学部卒・元NHKアナウンサー・元福井県議会議員など | 改革の会代表。メディア出身で「わかりやすい説明」に定評。 |
| 守島正 | 大阪2区/衆議院2期 | 大阪市出身。新日本製鐵勤務や大阪市議会議員(3期)を経て国政へ。 | 中小企業診断士の資格も持ち、経済・中小企業分野に強み。 |
| 阿部弘樹 | 比例九州(福岡4区)/衆議院2期 | 熊本大学医学部卒の精神科医。元津屋崎町長、元福岡県議。 | 地域医療や福祉政策に詳しい「医師議員」。 |
3人とも地方議会経験や専門職のバックグラウンドを持ち、「実務経験を生かした改革」を掲げている点が共通しています。
この章の要点
- 改革の会は、メディア・行政・企業・医療など、多様なバックグラウンドを持つ3人で構成されています。
- 全員が地方政治の経験を持ち、「現場感覚のある改革」を打ち出しているのが特徴です。
- 維新離党後も、「改革」というキーワードを前面に活動を続けています。
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まとめ:改革の会の「発足いつ・誰が作った」を一言で
一言でまとめると、「2025-09-22に、維新を離党・除名された斉木武志・守島正・阿部弘樹の3人が作った会派」が改革の会です。その後いったん「有志・改革の会」に合流し、2025-10-20に再び「改革の会」として再結成された、少し珍しい経歴を持つ院内会派と言えます。
今後は、自民党会派入りが報じられており(2025-11-27時点では予定・未確定)、結成時の「第三極的な立ち位置」からどう変化していくのかが注目ポイントになります。

