池谷のぶえのプロフィール・出演ドラマ/映画/舞台まとめ【経歴と代表作】
個性的な存在感と確かな演技力で、ドラマ・映画・舞台と幅広く活躍している女優・池谷のぶえ。この記事では、時点のプロフィールや経歴、主な出演作、近年の舞台での評価などをわかりやすくまとめます。
池谷のぶえの基本プロフィールと経歴
プロフィール
- 名前:池谷 のぶえ(いけたに のぶえ)
- 本名:池谷 伸枝
- 生年月日:1971年5月22日
- 出身地:茨城県
- 身長:158cm
- 血液型:A型
- 所属事務所:ダックスープ
劇団から映像・舞台へと広がったキャリア
1994年に劇団「猫ニャー」(のちの「演劇弁当猫ニャー」)の旗揚げに参加し、2004年の解散まで全公演に出演。その後はフリーとして活動し、舞台のみならず映画・ドラマ・アニメ・ナレーションなど活躍の場を広げてきました。
近年は前川知大作品などストレートプレイでの評価も高く、『獣道一直線!!!』『我ら宇宙の塵』『無駄な抵抗』といった舞台で読売演劇大賞の優秀女優賞・最優秀女優賞を受賞しています。
この章のポイント
- 茨城県出身の女優で、劇団「猫ニャー」出身の舞台畑の俳優。
- フリー転身後、舞台・映画・ドラマ・アニメと幅広いフィールドで活躍。
- 読売演劇大賞で優秀女優賞・最優秀女優賞を獲得している、実力派の舞台女優でもある。
主な出演ドラマ:名バイプレイヤーとしての存在感
池谷のぶえは、連ドラのレギュラーからゲスト出演まで多くの作品に登場し、「一度見たら忘れない」キャラクター作りで印象を残してきました。代表作としてしばしば挙げられるのが、次のような作品です。
| 放送年 | 作品名 | 役名・ポジション | メモ |
|---|---|---|---|
| 2015年 ほか | 民王 | 官邸職員など | シュールな政治コメディでのコミカルな存在感が話題に。 |
| 2018年 | 半分、青い。 | 古宮音(喫茶店「おもかげ」のママ) | NHK連続テレビ小説で、どこかとぼけた温かいキャラクターを好演。 |
| 2018年 | 中学聖日記 | 塩見くんの母 ほか | シリアスな恋愛ドラマの中にリアルな生活感を添える役どころ。 |
| 2020年〜 | 妖怪シェアハウス | 語り・わらべ歌など | ホラーコメディの世界観を支える“声と存在感”として参加。 |
| 2022年 | ザ・トラベルナース | 看護師・職員役 など | 現場の空気をリアルにするバイプレイヤーとして高く評価。 |
| 2018年 | 執事 西園寺の名推理 | 板倉明美(伊集院家のベテランメイド) | 執事×資産家一家のミステリーで、屋敷を支える重要キャラを熱演。 |
この章のポイント
- NHK朝ドラから民放のヒットドラマまで、幅広いジャンルに出演。
- 脇役でありながら、作品世界をリアルにする“生活感”ある演技が持ち味。
- 「名前は知らなかったけど顔は知っていた」という視聴者が多い典型的な“名バイプレイヤー”。
主な映画出演とアニメ/吹き替えなど
映画では、社会派作品からファンタジーまで幅広いジャンルに出演しています。
- ソロモンの偽証(2015)
- 浅田家!(2020)
- 銀河鉄道の父(2023)
- 52ヘルツのクジラたち(2024) ほか
アニメでは『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』などに参加し、声優としても活動。TAMA映画祭特別賞を受賞するなど、映画界でも高く評価されています。
この章のポイント
- 映画では人間ドラマや文芸作品への出演が多く、繊細な演技で物語の厚みを増している。
- アニメやナレーションなど声の仕事でも存在感を発揮。
- 映画賞や映画祭での受賞歴もあり、映像作品でも評価が高い女優のひとり。
舞台での評価:読売演劇大賞・最優秀女優賞まで
代表的な舞台作品と受賞歴
舞台女優としての評価は非常に高く、とくに前川知大作品との相性の良さがたびたび語られています。
| 上演年 | 作品名 | 主なトピック |
|---|---|---|
| 2020年 | 獣道一直線!!! | ねずみの三銃士企画で、第28回読売演劇大賞・優秀女優賞を受賞。 |
| 2023年 | 我ら宇宙の塵 | EPOCH MAN公演。『無駄な抵抗』とあわせて第31回読売演劇大賞・最優秀女優賞の評価対象に。 |
| 2023年 | 無駄な抵抗 | 前川知大作・演出、世田谷パブリックシアター主催。“運命と自由意志”をテーマにした会話劇で、池谷のぶえは最優秀女優賞を受賞。 |
『無駄な抵抗』は、世田谷パブリックシアターでの上演後、2024年にCS衛星劇場でテレビ初放送され、その際には池谷のぶえのインタビューも放送されるなど、舞台ファンの間で大きな話題となりました。
この章のポイント
- 前川知大作品などで、現代劇の中核を担う女優として高く評価されている。
- 読売演劇大賞で優秀女優賞・最優秀女優賞を受賞しており、日本を代表する舞台女優の一人と言える。
- テレビ放送や配信を通じて、舞台での演技に触れられる機会も増えている。
池谷のぶえ作品を楽しむためのおすすめ視聴順
ドラマ→映画→舞台の順で“沼”にハマる
- まずは『半分、青い。』『民王』『中学聖日記』など、見やすい連ドラで顔と声を覚える。
- 次に『ソロモンの偽証』『浅田家!』『銀河鉄道の父』『52ヘルツのクジラたち』など映画作品で、役柄の幅広さを味わう。
- 最後に『獣道一直線!!!』『我ら宇宙の塵』『無駄な抵抗』など舞台作品(配信・放送含む)で、“生身”に近い芝居を堪能する。
この章のポイント
- ドラマから入ると、「この人どこかで見たことある」となり、映画・舞台にも興味が広がりやすい。
- 映画では繊細さ、舞台では大胆さと緻密さが同居する演技を楽しめる。
- 配信やCSで舞台が再放送されるタイミングを狙うと、映像越しに“生の芝居”の迫力を味わえる。

