💼 源泉徴収票とは?
源泉徴収票(げんせんちょうしゅうひょう)は、
会社やアルバイト先があなたの1年間の給与と天引きした所得税額をまとめた書類です。
主に次のような場面で必要になります👇
- 年末調整や確定申告で提出
- 新しい会社への入社手続き
- 住民税・所得税の確認
- 奨学金や保育園申請など各種手続き
🗓️ 1月〜3月までバイトしていた人は「退職時期」で受け取り時期が変わる
源泉徴収票は、勤務先を退職した時点で発行されるのが基本です。
つまり、「いつ辞めたか」で発行時期が変わります。
| 退職時期 | 源泉徴収票の発行期限 | 実際にもらえる時期の目安 |
|---|---|---|
| 1月退職 | 退職日から1ヶ月以内 | 1月末〜2月上旬 |
| 2月退職 | 退職日から1ヶ月以内 | 2月末〜3月上旬 |
| 3月退職 | 退職日から1ヶ月以内 | 3月末〜4月上旬 |
💡 つまり、アルバイトを3月までして4月に新卒入社した人は、4月ごろに受け取れるのが一般的です。
🧾 もらえる方法は?(手渡し or 郵送)
退職後の源泉徴収票は、次のどちらかの方法で渡されます。
- 店舗・会社で手渡し
- 自宅住所へ郵送
もし連絡がない場合は、
退職時に伝えた住所へ郵送されているか、確認してみましょう。
👉 退職後1ヶ月以上経っても届かない場合は、アルバイト先に連絡して再発行を依頼できます。
💡 新卒で4月入社する場合の注意点
新しい勤務先(4月入社の会社)は、
あなたがそれまでに他の会社やバイトで働いていた場合、
その分の源泉徴収票を提出するよう求めます。
▶️ 提出の目的
- 所得税の二重徴収を防ぐため
- 年末調整で1年間の所得を正しく計算するため
▶️ 提出期限の目安
入社後の4月〜5月ごろまでに提出するとスムーズです。
📞 源泉徴収票が届かないときの対処法
1️⃣ アルバイト先の経理・本社へ問い合わせ
→ 「〇月まで勤務していました。源泉徴収票の発行状況を確認したい」と伝える。
2️⃣ 住所変更していた場合は再送依頼
→ 郵送先が旧住所になっているケースが多いです。
3️⃣ 会社が廃業していた場合
→ 税務署に相談すれば、給与支払報告書の写しをもらえる場合があります。
🧮 1〜3月だけのバイトでも源泉徴収票は必要?
はい、たとえ短期間でも発行されます。
アルバイト先は、給与を支払ったすべての従業員に対して、
源泉徴収票を発行する義務があります(所得税法第226条)。
ただし、給与総額が年間103,000円以下などのケースでは、
源泉徴収税額が0円となるため「税金が引かれていない=控除不要」ということもあります。
それでも、次の会社で提出を求められる場合があるため、必ず保管しておきましょう。
💡 よくある質問(Q&A)
Q1. アルバイトを掛け持ちしていた場合は?
➡ それぞれの勤務先から別々に源泉徴収票が発行されます。
入社先にはすべての分を提出しましょう。
Q2. 1〜3月のバイト先を「年末調整してくれなかった」けど大丈夫?
➡ 大丈夫です。
新しい会社で年末調整を行う際、まとめて計算されます。
そのために源泉徴収票を提出する必要があります。
Q3. 紛失した場合はどうすればいい?
➡ アルバイト先に「再発行」を依頼しましょう。
過去5年以内のものは、会社に保管義務があります。
📌 まとめ:1〜3月までバイトしていた人の源泉徴収票スケジュール
| 状況 | 源泉徴収票の受取時期 | 提出先 |
|---|---|---|
| 1〜3月で退職(4月入社予定) | 退職後1ヶ月以内(〜4月上旬) | 新しい勤務先へ提出 |
| バイトを3月末で終了 | 4月上旬〜中旬ごろ | 郵送 or 手渡し |
| もらっていない | アルバイト先に問い合わせ・再発行依頼 | — |
💡 原則1ヶ月以内に発行されるものの、
繁忙期(年度末)は遅れることもあります。

