あけおめ退職とは?意味・元ネタ・使い方を“空気ごと”わかりやすく整理
仕事始めの朝、通知がピコン。「あけおめです!……退職します」みたいな文面を見た瞬間、脳が一瞬フリーズ。あれ、あなたのことじゃないですか。
この記事は2026-01-07時点で広まっている「あけおめ退職」の意味と元ネタ(広まり方)、そして“使っていい場面・危ない場面”の境界線をまとめます。
大事なのは、言葉の面白さに飲まれず、現実の人間関係を壊さないこと。そこまで含めて解説します。
あけおめ退職の意味:ひとことで言うと「年明け出社で“いなくなってる”」現象
「あけおめ退職」は、年末年始休暇が明けて出社したら、同僚や先輩・後輩など“近しい人”がすでに退職していた――という出来事を指す言葉として、調査でも定義されています。
イメージはこうです。朝イチの雑談で「今年もよろしく!」と笑っていたら、上司が小声で「ちなみに◯◯さん、年末で辞めたから」。え、今年もよろしくって誰に言った?となるやつ。
ただしSNSでは、もう少し広い使われ方もします。年始の挨拶(あけおめ)とセットで退職を伝える、というノリで「あけましておめでとう退職=あけおめ退職」と表現されることもあります。
つまり、同じ言葉でも「自分が経験した出来事(あの人が消えた)」と「自分がやる宣言(辞めます)」が混ざりやすい。ここを分けておくと、読み違い事故が減ります。
- ここだけ覚えればOK:基本は「年末年始休暇明けに、近しい人が退職していた」現象の呼び名
- よくある勘違い:「年明けに辞める人の総称」だけではなく、“発覚タイミング”を含む言葉
- 判断の目安:文脈が「見つかった話」なのか「宣言」なのかをまず確認
元ネタは誰?:実は“単独の発祥者”より「SNSの言葉遊び→調査・報道で定着」
「元ネタ(誰が言い出したの?)」は気になりますが、結論から言うと、はっきり1人に特定できるタイプの言葉ではありません。
広まり方としては、年始の挨拶「あけおめ」と「退職」をくっつけた強烈な語感がSNS向きで、そこで使われ、さらに調査・報道が「現象」として言語化したことで一般化した、という流れが自然です。
実際、マイナビの調査は「あけおめ退職」を明確に定義し、経験率なども示しています。 こういう“公式の言い切り”が出ると、言葉は一気に広がります。
テレビ報道でも「年明けに出社すると同僚が退職していた『あけおめ退職』」として紹介されており、ここで「聞いたことある単語」から「説明できる単語」へ変わるんですよね。
現実寄りに言うと、元ネタ探しより大事なのは、あなたの職場でその言葉を出しても大丈夫な空気かどうか。言葉は“面白さ”より“人間関係”に効いてしまいます。
- ここだけ覚えればOK:元ネタは一点発祥というより「SNS→調査・報道で定着」型
- よくある誤解:「誰かの名言」みたいに出典を探すほど、答えが出にくい言葉
- 判断の目安:言葉の出どころより、使う場所(社内/友人/SNS)を先に決める
使い方:SNS・会話・社内チャットでの“安全運転”例文
「使い方」を知りたい人はだいたい2タイプです。①言葉を見かけて意味確認したい人、②自分も言いたい(投稿したい)人。後者は特に“地雷回避”が大事。
よくある使い方(無難)
・「仕事始め、あけおめ退職に遭遇してびっくりした」
・「あけおめ退職、周りで増えてる気がする」
・「年始は心が折れやすい、わかる」
やや危ない使い方(相手が当事者のとき)
退職した本人に向かって「それ、あけおめ退職だよねw」と言うのは、正直ギャンブルです。笑いにできる関係なら成立するけど、だいたい成立しません。退職理由が体調やハラスメント絡みだった場合、冗談にした瞬間にアウトです。
社内で言い換えるなら
社内は“言葉の可愛さ”が逆に刺さることがあります。言い換え候補はこのあたり。
・「年末年始明けに退職された方がいた」
・「長期休暇明けの退職が続いている」
・「引き継ぎ体制を見直したい」
| 使い方 | 想定シーン | 伝わるニュアンス | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 「あけおめ退職に遭遇した」 | 友人との雑談/SNS | 年始の驚き・空気感 | 当事者が読んでいる場では角が立つことも |
| 「あけおめ退職した」 | 本人の投稿 | 年始に辞める決意(ネタ感も) | 退職理由が深刻だと軽く見える可能性 |
| 「年末年始明けの退職」 | 社内連絡/上司との会話 | 事実を淡々と | 言葉のノリを排除できる(安全) |
| 「仕事始めに退職が発覚」 | チーム共有 | 発覚タイミングが主役 | 責任追及っぽくならない言い回しを添える |
- ここだけ覚えればOK:SNSはアリ、社内は言い換えが無難(空気が違う)
- よくある勘違い:「面白い言葉=誰にでも言っていい」ではない
- 判断の目安:当事者がいる場では“事実の表現”に寄せる
似た言葉との違い:「即日退職」「退職代行」「バックレ」と混ぜると事故る
あけおめ退職は、テンションだけで語ると他の言葉と混ざります。でも混ざると意味がズレます。
たとえば「即日退職」は辞める日程の話。「退職代行」は手段の話。「バックレ」は連絡なしで消える話。あけおめ退職は“年始×発覚/決断のタイミング”が主役です。
ここを分けておくと、同僚が辞めた話をするときも無駄に炎上しません。「退職代行使ったの?」みたいに詮索が始まると、だいたい空気が悪くなります。
- ここだけ覚えればOK:あけおめ退職=タイミング、退職代行=手段、即日退職=日程、バックレ=連絡の有無
- よくある誤解:「あけおめ退職=退職代行」ではない(重なる場合はあるが別概念)
- 判断の目安:話すときは“何の話か(タイミング/手段/理由)”を先に決める
言葉を使う前に:人が辞める話は“ネタ”より“配慮”が勝つ
ぶっちゃけ、年始って全員メンタルが薄着です。休み明けで体が重い、メールが1,000件、上司の声が大きい。そこで「笑える退職ワード」を投げると、刺さる人には刺さります。
一方で、「あけおめ退職」という言葉が広がった背景には、転職が身近になり、年末年始にキャリアを考える人が多い、という現実もあります。調査では、年末年始休暇を通じて「会社を辞めたいと思ったことがある」と答えた正社員が約3割という結果も出ています。
だからこそ、言葉を“誰かを笑う道具”にしない。ここだけで、あなたの印象はかなり守れます。
- ここだけ覚えればOK:退職ワードは「面白さ」より「配慮」で運転する
- 現実寄りの補足:年末年始はキャリアを見直す人が一定数いる
- 判断の目安:当事者がいるかもしれない場では、言い換え一択

