インフィニティ「エマージe」コンセプトカー:スペックを“数字で”理解する(2012年の異色ハイブリッド)
「インフィニティのエマージeって、結局どんな車だったの?」「コンセプトだからフワッとしてない?」――分かります。コンセプトカーって、写真は派手なのに、性能は記事ごとに断片的でモヤるんですよね。2026-02-16時点で参照できる公式発表・メーカー系ニュースを軸に、エマージe(INFINITI EMERG-E)のスペックを“迷子にならない形”に整理します。
結論から言うと、エマージeはミッドシップの2シーターで、後輪を左右独立モーターで駆動し、さらに1.2L 3気筒エンジンをレンジエクステンダー(発電用)として積む、プラグインのレンジエクステンドEV系コンセプトでした。パワーは402hp級、0-60mph約4秒、EV航続約30マイル(約48km)などが公表されています。
公式・メーカー系リンク:Nissan Newsroom(2012年ペブルビーチでの説明) / INFINITI News(ジュネーブ発表)
1. まず概要:エマージeは「EVっぽいけど、エンジンもいる」タイプ
エマージeは、エンジンでタイヤを回すのではなく、基本は電気モーターで走る設計。で、バッテリーが減ってきたときに小さめのガソリンエンジンで発電して電気を補う(レンジエクステンダー)という考え方です。
これ、現実の例で言うと「家の電気(モーター)で生活してるけど、非常用発電機(エンジン)も積んでる」みたいな感覚。だから“エンジン車かEVか”の二択で考えると混乱します。
- ここだけ覚えればOK
- 基本はモーター駆動、エンジンは発電担当という思想
- 「EVの走り+航続の安心」を狙ったレンジエクステンダー系
2. 主要スペック:メーカー発表をベースに“ひとまずこれ”を押さえる
エマージeは多くの媒体が取り上げていますが、ここではメーカー/メーカー系ニュースの数字を優先します。Nissan Newsroomの発表では、402hp、0-60mph 4.0秒、ミッドエンジンのツインモーター、などが明記されています。Nissan Newsroom
| 項目 | 公表・広く引用される内容 | 意味(かみ砕き) | ツッコミどころ(誤解しがち) |
|---|---|---|---|
| 最高出力 | 402hp(約300kW)級 | 当時の“電動スポーツ”としてはかなり本気 | エンジン出力じゃなく主役はモーター |
| 0-60mph加速 | 約4.0秒 | 体感は「踏んだ瞬間に前に出る」寄り | 路面や制御で数字は揺れる(コンセプトでも) |
| EV航続 | 約30マイル | 街中の“ゼロエミ移動”を狙った距離感 | 今のEVと比べると短いが、設計思想が違う |
| レンジエクステンダー | 1.2L 3気筒 | 走行の主役ではなく発電の補助役 | 「エンジンが小さい=遅い」とは限らない |
| レイアウト | ミッドシップ/2シーター | 重量配分と走りの気持ち良さを狙う | 日常性より“走りの絵作り”が優先 |
加えて、INFINITI Newsでも402bhp(300kW)や0-60mph約4秒、EV航続約30マイルなどの説明が見られます。INFINITI News(2012)
- ここだけ覚えればOK
- 402hp級、0-60mph約4秒、EV航続約30マイルが“核”の数字
- エンジンは主役じゃなく、航続を補う発電役
3. 走りの仕組み:左右独立モーターは「カーブで得する」やつ
エマージeの面白いところは、後輪を左右それぞれのモーターで回す点です。これ、専門用語だとトルクベクタリング的な発想につながります(かみ砕くと「曲がるときに左右の力を調整して、曲がりやすくする」)。
実際、こういう構成はコーナリングの気持ちよさに直結しやすい。スポーツカー好きがニヤッとするポイントです。逆に、カタログ的には“派手じゃない”ので見落とされがち。
- 判断の目安
- 数字(0-60)だけでなく、駆動の仕組みを見ると“狙い”が見える
- 左右独立モーターは、直線番長より「曲がる楽しさ」を狙いやすい
4. スペックを読むコツ:コンセプトの数字を“今の常識”で殴らない
エマージeは2012年の提案。今のEVと同じ土俵で「航続短いじゃん」と切ると、設計思想を見失います。レンジエクステンダーで「普段はEVっぽく、長距離は発電で補う」方向の提案だから、バッテリーを巨大化しない合理性もありました。
さらに、当時は“電動スポーツ”の見せ方自体がまだ発展途上。今の完成形から逆算して「なぜこうしなかった?」と詰めるより、「この時代に何を見せたかった?」と読むほうが面白いです。
- ここだけ覚えればOK
- 2012年の提案なので、航続の短さは「レンジエクステンダー思想」とセットで読む
- スペックは“比較”より“狙い”を見ると理解が早い
5. 追加で深掘りしたい人へ:仕様の一次情報をたどる
エマージeは「語られやすい割に、一次情報が散らばる」タイプの車です。深掘りするなら、まずメーカー系、その次に大手メディア、最後にスペックまとめ(参考)という順が迷いにくいです。
- メーカー系:Nissan Newsroom
- メーカー系:INFINITI News
- 大手メディア例:MotorTrend(2012)
- ここだけ覚えればOK
- スペックの核はメーカー系ニュースで押さえるのが最短
- その上でメディア記事を読むと、細部が“味付け”として入ってくる

