通信障害・災害時 00000JAPAN 無料Wi-Fiの使い方と注意点
大規模な通信障害や地震などの災害時には、携帯電話会社の回線が混み合ってスマホがつながりにくくなることがあります。そのような場面で提供される無料Wi-Fi「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」の仕組みと使い方を、2025-12-05 を基準日に分かりやすく解説します。安全に利用するための注意点や、平時からできる準備もあわせて紹介します。
00000JAPANとは何かを理解する
災害時に開放される無料の公衆無線LAN
00000JAPANは、大規模災害など非常時に携帯電話事業者やWi-Fi事業者が一般向けに開放する無料Wi-Fiサービスの総称です。SSID(ネットワーク名)が「00000JAPAN」と表示され、パスワードなしで接続できるのが特徴です。
通信料は無料ですが、平時には利用できない・エリアが限定される・暗号化されていないなどの特性があるため、「どういう場面で、どのように使うサービスなのか」を理解しておくことが重要です。
- 要点: 災害など非常時に開放される無料Wi-Fiである
- 要点: SSIDは「00000JAPAN」でパスワード不要
- 要点: 利用可能エリア・時間帯は状況により限定される
スマホでの00000JAPAN 接続手順
基本的な接続の流れを覚えておく
00000JAPANの利用手順は、一般的な公衆Wi-Fiとほぼ同じです。慌てないためにも、あらかじめ流れを頭に入れておきましょう。
| ステップ | 操作内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | スマホのWi-Fi設定をオンにする | 機内モードの場合はWi-Fiだけオンにすることも可能 |
| 2 | 一覧から「00000JAPAN」を選択 | パスワード不要で接続できる |
| 3 | ブラウザや案内画面で利用規約に同意 | ブラウザが自動で開かない場合は任意のサイトにアクセス |
| 4 | 接続完了後、必要な情報の確認・連絡を行う | 長時間の利用ではなく、要件を済ませたら切断する意識を |
接続できない場合は、電波が弱い・提供が始まっていない・端末の設定が影響しているなどの可能性があります。場所を少し移動する、Wi-Fiのオン・オフを試すなど、基本的な対処も合わせて試しましょう。
- 要点: Wi-Fi設定をオンにし、SSID「00000JAPAN」を選ぶ
- 要点: 利用規約画面が表示されたら内容を確認して同意する
- 要点: 接続後は必要な情報収集や連絡を優先して行う
00000JAPAN利用時のセキュリティ注意点
暗号化されていない前提でデータを扱う
00000JAPANは、誰でも素早く利用できるようにパスワード不要・暗号化なしで提供されるケースが多く、通信内容が盗み見られるリスクがあります。そのため、利用時には次のような点に注意しましょう。
- インターネットバンキングやクレジットカード決済は避ける
- 重要なID・パスワードの入力はできるだけ控える
- 可能であればVPNアプリを利用して通信を暗号化する
- 利用後は必ずWi-Fiをオフにするか、00000JAPANから切断する
00000JAPANは「あくまで非常時に情報収集・安否確認を行うための緊急手段」と考え、平時よりも慎重にデータを扱うことが大切です。
- 要点: 00000JAPAN上での決済や重要なログインは避ける
- 要点: 可能ならVPNなどで通信を保護する
- 要点: 利用後は接続を切っておく習慣をつける
災害に備えて平時からできる準備
「つながりにくい前提」で連絡手段を複線化する
災害時は00000JAPANだけに頼るのではなく、複数の連絡手段を組み合わせることが重要です。家族との安否確認方法(災害用伝言ダイヤル・災害用伝言板・SMSなど)を決めておき、集合場所や連絡の優先順位もルール化しておきましょう。
また、VPNアプリのインストールや、災害時に確認したいサイト(自治体・気象情報・ライフライン情報)をブックマークしておくと、00000JAPANに接続できたときに素早く必要な情報へアクセスできます。
- 要点: 家族や職場で「災害時の連絡ルール」を共有しておく
- 要点: 重要なサイトやアプリはあらかじめインストール・ブックマークする
- 要点: VPNなどセキュリティ対策アプリも平時に準備しておく

