cloudflare down を down detector で確認する方法と使い方
「Cloudflare が落ちている気がするけど、本当に障害なのか確信が持てない」というときに便利なのが、ユーザー報告を集計して可視化する DownDetector です。2025-12-05 時点でも、Cloudflare 専用のページが用意されており、一定時間内の障害報告数のスパイクから「いま世界中で問題が起きているか」を把握できます。ここでは、cloudflare down detector 確認 使い方という観点から、基本画面の見方と注意点をまとめます。
Cloudflare 用 DownDetector ページの基本
24時間レポートと「通常時との比較」
DownDetector には Cloudflare 専用のステータスページがあり、過去24時間の障害報告数が時系列グラフで表示されます。このグラフは単に報告件数を並べているだけでなく、「その時間帯としては通常どれくらい報告があるか」という平常時のベースラインと比較して、異常なスパイクがあるかどうかを判定する仕組みになっています。
DownDetector は、一定時間内に投稿される「問題報告」が通常より大きく増えたときに、初めて「障害発生」と判断してページ上に表示します。単発の報告だけでは障害とはみなされない点がポイントです。
| エリア | 表示内容 | cloudflare down の判断材料 |
|---|---|---|
| 24時間グラフ | 過去24時間の報告数と平常時の比較 | 通常ラインを大きく超えるスパイクがあれば、障害の可能性が高い |
| ステータスメッセージ | 「User reports indicate problems at Cloudflare」など | DownDetector側がインシデントと認識しているかどうかを示す |
| 最近のコメント | ユーザーからの自由記述の問題報告 | 「500エラー」「特定地域だけ」など具体的な症状の参考になる |
- 要点: DownDetector は「報告数が平常時より明らかに多いかどうか」で障害を判定している
- 要点: スパイクがなければ、自分の環境や一部回線だけの問題の可能性も高い
- 要点: コメント欄から、他のユーザーがどのようなエラーを見ているかも確認できる
障害マップ（heat map）の見方
どの地域で問題が集中しているかを把握
Cloudflare の DownDetector ページには、障害報告の分布を示す「アウトージマップ（heat map）」も用意されています。この地図は、過去24時間に寄せられた報告がどの地域に集中しているかを可視化しており、「特定の国・都市だけで問題が起きているのか」「世界各地で一斉に問題が出ているのか」を直感的に把握するのに役立ちます。
| マップの色 | 意味 | 解釈のポイント |
|---|---|---|
| 薄い色 | 報告数が少ない | 局所的・限定的な問題の可能性 |
| 濃い色 | 多数の報告が集中 | その地域で広範囲な障害やネットワーク問題が発生している可能性 |
| 世界各地が濃い色 | グローバルで大量の報告 | Cloudflare やインターネットインフラレベルの大規模障害の可能性 |
- 要点: マップは「地域偏りがある障害かどうか」を見るのに便利
- 要点: 自分の国／都市が真っ赤でも、インターネット回線事業者側の問題というケースもある
- 要点: Cloudflare Status（公式）とセットで確認すると、原因の切り分けに役立つ
Cloudflare 公式ステータスとの組み合わせ方
公式情報とユーザー報告を二重チェックする
2025年11月18日や12月5日の大規模障害では、Cloudflare Status にインシデントが掲載されると同時に、DownDetector の Cloudflare ページでも報告数が急増し、「Cloudflare down」がトレンド入りする状況が見られました。
ただし、Cloudflare が公式に障害として認識していない段階でも、特定の国や一部ISPで問題が起きていると、DownDetector ではスパイクが見えることがあります。逆に、Cloudflare Status側が障害を公開していても、DownDetector の報告はそれほど多くないケースもあり、両者は「互いを補い合う情報源」として見るのが現実的です。
| 情報源 | 特徴 | 使い分けのポイント |
|---|---|---|
| Cloudflare Status | 公式が認めたインシデントとコンポーネント状態 | 技術的な原因や影響範囲を知るのに最適 |
| DownDetector | ユーザー報告ベースのリアルタイムな体感情報 | 地域・回線ごとの「実際の困り具合」を知るのに有用 |
| SNS（X など） | 体感ベースの声＋スクリーンショット | 具体的なエラーメッセージや再現条件の参考になる |
- 要点: 公式ステータスは「事実」、DownDetector は「ユーザー体感の勢い」として見る
- 要点: 大規模障害時には両方をチェックすることで、状況を立体的に理解できる
- 要点: どちらか片方だけで判断すると、過大評価・過小評価につながることもある
DownDetector を使う際の注意点
スパイク＝必ずしも Cloudflare 側の問題とは限らない
DownDetector の報告スパイクは、あくまで「ユーザーが問題を感じている」という事実を示すもので、「必ずCloudflare側の障害」とは限りません。特に、Cloudflare を利用している人気サービスの一つが落ちるだけでも、Cloudflare ページの報告が一気に増えることがあります。
また、2025年11月18日のような大規模障害では、DownDetector 自体も Cloudflare を利用していたため、一時的にアクセスできなくなるというアイロニーな状態も発生しました。
| 注意点 | 内容 | 対処のヒント |
|---|---|---|
| 人気サービス依存 | 一部の巨大サイトが落ちるだけで報告数が大きく増える | どの国・どのサービスの報告が多いかコメント欄も併せて確認する |
| ボット・誤報告 | 自動ツールや誤報告が混じる可能性 | 短時間だけの小さなスパイクは様子見にとどめる |
| DownDetector自身の障害 | Cloudflare 障害時に DownDetector もアクセス不能になる場合がある | その場合は公式ステータスや他のニュースソースを頼る |
- 要点: DownDetector のスパイクは「体感としておかしい人が増えている」サイン
- 要点: Cloudflare側の公式情報と突き合わせて、原因を慎重に判断する
- 要点: DownDetector 自体が落ちるケースもあるので、過信しすぎないことも重要
