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ノロウイルス後、子どもは保育園にいつから行ける?登園再開の目安

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ノロウイルス後、子どもは保育園にいつから行ける?登園再開の目安

現在、ノロウイルスなどの感染性胃腸炎は、保育園・幼稚園でも特に注意される感染症のひとつです。「もう元気そうだけど、いつから登園させていいの?」と迷う保護者は少なくありません。このページでは、一般的な登園再開の考え方と、朝の判断に使えるチェックポイントをまとめます。実際の最終判断は必ずかかりつけ医と園のルールを優先してください。

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保育園復帰の基本的な考え方

ノロウイルスは少量のウイルスでもうつる非常に感染力の強いウイルスとされています。そのため、多くの園や自治体では「症状が治まってからもしばらくは登園を控える」方針をとっています。一般的には、次のような条件を満たすことが登園再開の目安になることが多いです(あくまで目安であり、園の基準が優先されます)。

項目 登園再開の目安 ポイント
嘔吐 少なくとも24時間以上、嘔吐がない。 前日に一度でも吐いた場合は、基本的にその日はお休みを考える。
下痢 水のような下痢が治まり、便が少しずつ形を取り戻してきている。 完全に元通りでなくても、明らかに改善していることが大切。
発熱 解熱後24時間以上、発熱がない。 解熱剤で一時的に下がっているだけの状態はNG。
食欲・元気 水分・食事がある程度とれ、いつもの8割くらいの元気がある。 ぐったりしていたり、すぐ横になりたがる場合はまだ休ませる。

この章の要点

  • 「嘔吐・下痢が止まっているか」「熱がないか」が最初のチェック。
  • たとえ元気そうでも、嘔吐や水様便があるうちは登園NG。
  • 園ごとのルールがあるので、必ず園の指示に従うことが前提。
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時系列で見る登園再開までのイメージ

あくまで一例ですが、発症から登園再開までの流れをイメージとしてまとめると次のようになります。

時期 子どもの様子のイメージ 登園の判断
発症当日〜1日目 急な嘔吐・下痢・発熱・ぐったり感が強い。 もちろんお休み。受診や水分補給を優先。
2日目 嘔吐は減るが下痢やだるさが残ることが多い。 原則お休み。家庭でのケア継続。
3日目 下痢の回数が減り、食事が少しとれる子も。 まだ様子見のことが多い。園の基準に注意。
4日目以降 水様便が治まり、食欲・元気も戻りつつある。 症状消失後24〜48時間経過していれば、登園再開を園と相談。

もちろん、子どもによっては1〜2日でほとんど回復するケースもあれば、もう少し長引くこともあります。

この章の要点

  • 多くの子どもは3〜4日目以降から登園再開を検討する流れになりやすい。
  • 症状の強さ・回復スピードには個人差が大きい。
  • 「昨日より確実に良くなっているか」を毎日チェックする。
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朝の「登園OK/NG」チェックリスト

迷いやすい朝の判断に使えるチェックポイントを表にしました。迷ったら、OKがすべて揃っているかを目安にしてください。

チェック項目 OKの例 NGの例
嘔吐 24時間以上吐いていない。 昨夜〜今朝に嘔吐が1回でもあった。
便の状態 水のような便は出ておらず、やわらかめでも形がある。 今朝も水様便が出ている、またはトイレからなかなか出られない。
発熱 熱はなく、解熱後24時間以上経っている。 解熱剤を飲まないと37.5℃以上になる。
食欲・元気 朝食を少しでも食べられ、笑顔や会話が見られる。 ほとんど食べられず、ぐったり・不機嫌が強い。

この章の要点

  • ひとつでもNGがあれば、無理に登園させないほうが安全。
  • 判断に迷うときは、その場で園に電話して相談してよい。
  • 「仕事が休みにくい」状況でも、子どもの体調と集団生活を優先する必要がある。
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園に伝えておきたい情報と連絡のコツ

登園再開時には、次のような情報を園に共有しておくと、保育士さんも安心して見守ることができます。

伝えたい内容 具体例
発症日・症状 いつからどんな症状があったのか(嘔吐・下痢・発熱など)。
受診結果 小児科で「ノロウイルス疑い」「感染性胃腸炎」などと言われたかどうか。
現在の様子 最後の嘔吐・下痢・発熱はいつだったか、今朝の食事量や元気さ。
注意してほしい点 トイレ付き添いが必要か、おむつ替えの頻度、いつもより心配な点。

この章の要点

  • 「いつ・どんな症状があったか」を簡単にメモしてから園に連絡するとスムーズ。
  • 園には、医師から聞いた内容も含めて率直に共有する。
  • 保育士さんもほかの子どもを守る立場なので、情報が多いほど助かる。
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兄弟姉妹がノロのとき、健康な子の登園は?

兄弟姉妹のどちらかがノロになった場合、「まだ症状が出ていない子を登園させていいのか」も悩みどころです。

  • 家庭内で密に接している場合、潜伏期間中に登園させると園内へ広げてしまう可能性はゼロではありません。
  • 一方で、現実的には「全員を休ませる」のが難しい家庭も多く、園や自治体の方針に差があるのが実情です。
  • 兄弟の発症状況・家庭内での対策を伝えたうえで、登園の可否は園に相談して決めるのが安全です。

この章の要点

  • 兄弟がノロの場合、健康な子でも感染している可能性はある。
  • 兄弟の症状と家庭内の状況を伝えたうえで、園の方針に従う。
  • 保護者だけで判断せず、園とのコミュニケーションを密にとることが大切。
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