ホウオウビスケッツの脚質は先行？差し？

基本的にはスタートから前向きに出て行く先行〜好位型で、ハナか2〜4番手でレースを進めることが多い馬です。一方で、近走では控えて中団前めから差す競馬もこなしており、完全な逃げ専用ではなく、好位差しもできるタイプといえます。

瞬発力勝負と持続力勝負、どちらが得意？

ラスト2ハロンだけの極端な瞬発力勝負よりも、4ハロンほど長く脚を使う持続力勝負を得意とするタイプです。一定のペースで流れ、直線でジワジワと加速していく展開の方が力を発揮しやすい傾向があります。

3枠6番という中枠から、先行集団の一角として2〜4番手を取りに行くか、中団前めで折り合いを重視しつつ直線勝負に出る形が想定されます。いずれにしても、中団より前で競馬をしたいタイプであり、超後方待機からの一気差しというスタイルになる可能性は高くありません。

本記事の基準日は2025-11-29です。ここではホウオウビスケッツの脚質・位置取り・末脚のタイプに焦点を当て、「ジャパンカップ2025（東京芝2400m・G1）でどのようなレースをしそうか」「どんな展開なら狙えるか」を整理していきます。

ホウオウビスケッツはデビュー当初から前向きさの強いタイプで、3〜4歳時は「ハナか2〜3番手」の積極的な先行策で結果を出してきました。その一方で、近走では気性面の難しさやG1のペースもあり、「控えて脚を溜める競馬」も徐々に覚えてきている段階です。

レース例	通過順	脚質タイプ	内容イメージ
毎日王冠（芝1800m）	1-1-1	逃げ〜先行	自分のリズムで運び、最後まで渋太く粘る
金鯱賞（芝2000m）	2-2-2	好位先行	早め進出から上位に踏ん張る
大阪杯（芝2000m）	4-4-4	好位差し	前を見ながら運び、バテずに伸びる
天皇賞（秋）（芝2000m）	2-2-2	先行	究極の瞬発力勝負で不完全燃焼の敗戦

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ホウオウビスケッツのラップ傾向を見ると、

という特徴が見て取れます。特に、毎日王冠や金鯱賞などでは、一定のラップで淡々と走りながらも直線で再加速しており、一瞬のキレよりも長く脚を使うタイプであることがはっきりしています。

人気の予想家や予想ソフトでは、「ホウオウビスケッツ＝持続力型先行馬」と評価されることが多く、ジャパンカップでもそのイメージを基準にシミュレーションしておくと判断しやすくなります。

枠順は3枠6番で、内過ぎず外過ぎずの「動きやすい中枠」。ここから想定される脚質パターンは、主に以下の2パターンです。

パターン	位置取りイメージ	メリット・リスク
①積極的先行策	スタートから出して行き、2〜4番手で流れに乗る	得意パターンだが、ペースが速くなりすぎると終い甘くなるリスク
②好位差し策	中団前め（5〜7番手）で折り合いに専念し、直線勝負	末脚を温存できるが、前が止まらない馬場だと届かない可能性

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脚質面から見たホウオウビスケッツの「買いどころ」「嫌いどころ」を、ざっくり整理しておきます。

脚質分析の結論としては、ホウオウビスケッツは「先行力と持続力を武器に、展開ひとつで上位を狙えるタイプ」と整理できます。馬券では、本命にするか相手までにするかを決める上で、ペースと馬場の読みが非常に重要になってきます。