西川遥輝の年俸推移と全盛期成績・FA動向を徹底整理【2025最新版】
2025-11-28 時点で、5年ぶりの日本ハム復帰が報じられている西川遥輝選手。日本ハム〜楽天〜ヤクルトと渡り歩く中で、年俸も大きく動いてきました。
この記事では、年俸推移と全盛期の成績、そしてノンテンダーやFA権といった契約・移籍まわりの動きを、公開情報をもとにわかりやすく整理します。数字はすべて推定額であり、実際の契約内容とは細部が異なる可能性があります。
プロフィールとポジション・選手としての特徴
年俸の話に入る前に、簡単に西川選手のプロフィールと選手像をおさらいします。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 西川 遥輝（にしかわ はるき） |
| 生年月日 | 1992年4月16日 |
| ポジション | 外野手（主に中堅・左翼） |
| タイプ | 俊足巧打・高出塁率型のリードオフマン。盗塁王4回・ゴールデングラブ4回。 |
| 通算成績（2025年シーズン終了時点） | 1532試合、打率.271、安打1426、本塁打63、盗塁343（NPB公式） |
出塁能力と走塁技術に長けた「攻撃の起点」として評価されてきたタイプの外野手で、全盛期は「1番・センター」でほぼフルイニング出場というシーズンも少なくありませんでした。
この章の要点
- 西川遥輝は俊足巧打の外野手で、盗塁王・ゴールデングラブを複数回受賞している。
- NPB通算では打率.271・343盗塁と、現役トップクラスの通算盗塁数を誇る。
- 打撃・走塁・守備の三拍子が揃った「リードオフマン」として評価されてきた。
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年俸推移と全盛期のピーク
次に、公開されている推定年俸データから、西川選手の年俸推移を整理します。
| 年 | 球団 | 推定年俸 | コメント |
|---|---|---|---|
| 2014年 | 日本ハム | 2100万円 | レギュラー定着直後の若手期。 |
| 2016年 | 日本ハム | 6200万円 | 3割＆40盗塁クラスの成績で、主力としての評価が一気に上昇。 |
| 2017年 | 日本ハム | 1億円 | 盗塁王・GG賞などを背景に大台に到達。 |
| 2018年 | 日本ハム | 1億6000万円 | 出塁率と守備貢献が高く評価され、さらなる増額更改。 |
| 2019〜2020年 | 日本ハム | 各2億円 | 機動力野球の象徴的存在として2億円台を維持。 |
| 2021年 | 日本ハム | 2億4000万円 | 年俸面でのピーク。打撃不振の年でもあり、オフにノンテンダーとなる。 |
| 2022年 | 楽天 | 8500万円 | ノンテンダー後に楽天と契約し、大幅ダウンで再スタート。 |
| 2023年 | 楽天 | 7000万円 | 出場機会減少もあり、さらに減額。 |
| 2024年 | ヤクルト | 1600万円 | 移籍1年目は低年俸からの再挑戦で、実績とのギャップが話題に。 |
| 2025年 | ヤクルト | 3300万円 | 2024年の復調を受けて増額更改するも、成績は再び苦戦。 |
年俸のピークは2021年の2億4000万円で、その後は成績や出場機会の減少に伴い階段状にダウン。2024年には推定1600万円まで下がり、「かつてのスター選手が1軍最低年俸に近い水準まで下がった」と話題になりました。
この章の要点
- 年俸のピークは日本ハム時代後半の2億〜2億4000万円ゾーン。
- ノンテンダー後は楽天→ヤクルトと移籍しながら、大幅減俸での再出発が続いた。
- 2024年に成績が持ち直したことで2025年は増額更改となったが、再び成績面で苦しんだ。
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全盛期の成績と「年俸に見合う活躍」の中身
年俸が2億円台に乗った背景には、単なる打率だけでなく、出塁率・盗塁・外野守備を含めた総合的な貢献があります。
| 年 | 主な成績（打撃） | 主な成績（走塁・守備） | 評価ポイント |
|---|---|---|---|
| 2016年 | 打率.314／出塁率.405 | 41盗塁／外野の広い守備範囲 | 1番打者としてチーム日本一に大きく貢献。 |
| 2017〜2018年 | 打率.27〜.29台／出塁率.380〜.390台 | シーズン30〜40盗塁前後 | 安定した出塁と走塁でリーグ屈指のリードオフマンとして評価。 |
| 2020年 | 打率.306／出塁率.430 | 42盗塁／GG級の外野守備 | 短縮シーズンながら、高い出塁率と機動力でチームを牽引。 |
このあたりのシーズンは、「打率3割＋高出塁率＋40盗塁前後＋守備指標も高評価」というレベルで、2億円台の年俸にも納得感がある“全盛期”と言えるでしょう。
この章の要点
- 全盛期は打率だけでなく、出塁率・盗塁・外野守備を含めた総合力で高く評価されていた。
- 2016年・2020年あたりが数字面のピークで、年俸のピークとも概ね重なる。
- 「1番・センターでフル出場」できる体力とパフォーマンスが最大の武器だった。
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ノンテンダー・FA動向と今後の契約の見通し
2021年オフ、日本ハムは西川選手ら主力3選手に対し、翌年の契約を提示しない「ノンテンダー」を発表しました。これは、保留手続きを行わず自由契約とする措置で、FA権を持つ選手の権利を尊重するという建て付けでしたが、実質的には球団側が契約を打ち切る形になり、大きな議論を呼びました。
その後の動きは以下の通りです。
| 時期 | 出来事 | ポイント |
|---|---|---|
| 2020年前後 | 海外FA権を取得 | 海外挑戦を含めた選択肢を持つ立場になっていた。 |
| 2021年オフ | 日本ハムがノンテンダーを発表し自由契約に | 「再契約の可能性は残す」と説明されたが、西川選手は楽天へ移籍。 |
| 2022〜2023年 | 楽天でプレー | 成績面の波もあり、長期契約には至らず。 |
| 2024〜2025年 | ヤクルトへ移籍、2025年に戦力外通告 | 単年契約を繰り返す形で、FA行使よりも「戦力外→移籍」という流れが続いた。 |
| 2025年11月 | 日本ハムが獲得を決断し、5年ぶりの復帰報道 | FAではなく、戦力外選手としての獲得（自由契約選手との契約）という形。 |
今後の契約形態はまだ正式発表前ですが、年齢・近年の成績・市場環境を考えると、出来高を含む1年契約＋オプションのような形になる可能性が高いと予想されます（あくまで推測・未確定）。
この章の要点
- 西川選手は海外FA権を持っていたが、実際にはノンテンダー→戦力外→移籍という形で球団を渡り歩いてきた。
- 2021年のノンテンダーは球界でも大きな話題となり、選手会からの抗議も含め議論を呼んだ。
- 2025年オフの日本ハム復帰は、FA移籍ではなく戦力外選手としての再契約という位置付けになる見込み。
