マイナ保険証はいつから使える?解除方法と紛失時の手続きまで解説
2025-11-28 現在、従来の健康保険証は新規発行が終了し、マイナンバーカード(マイナ保険証)を基本とする仕組みへ移行が進んでいます。一方で、「いつから使えるのか」「やっぱり解除したいときはどうするのか」「紛失したらどうなるのか」と不安を感じる人も少なくありません。
この記事では、マイナ保険証が使えるタイミング・利用登録の解除方法・紛失時の対応を、厚生労働省やデジタル庁など公的機関の情報をベースに整理します。制度や運用は今後も見直される可能性があるため、最終的には公式サイトや加入している保険者の案内を確認してください。
マイナ保険証はいつから使える?紙の保険証はいつまで?
厚生労働省の案内によると、従来の健康保険証は2024年12月2日以降、新たに発行されなくなり、マイナ保険証を基本とする仕組みに移行しました。
ただし、すでに手元にある紙の健康保険証は、有効期限までの間(最長1年間など条件付き)引き続き利用できます。また、後期高齢者医療制度など一部の制度では、別途定められた期限まで利用可能とされています。
一方、マイナ保険証は「利用登録」が完了した時点から、オンライン資格確認に対応している医療機関・薬局で利用できます。登録タイミングによっては、保険者側の情報更新に時間がかかるケースもあるため、「登録済」と表示されていても最新の資格情報反映までに一定の期間を要する可能性があります。
| 項目 | 概要 |
|---|---|
| 紙の保険証 | 2024年12月2日以降は新規発行停止。手元の保険証は有効期限まで利用可能(最長1年程度など)。 |
| マイナ保険証の開始時期 | マイナ保険証への利用登録が完了した時点で、対応医療機関・薬局で利用可能。 |
| スマホでのマイナ保険証利用 | スマホをかざして使う方式は、2025年9月19日から準備の整った医療機関等で順次利用開始とされている。 |
この章の要点
- 紙の保険証は2024年12月2日以降新規発行されず、手元分のみ期限まで利用できる。
- マイナ保険証は、利用登録が完了し、オンライン資格確認に対応した医療機関・薬局で使用可能。
- スマホでの利用は2025年以降、対応施設から順次広がっているため、事前に対応状況の確認が大切。
受診のときに紙の保険証とマイナンバーカードを両方持ち歩きたい場合は、2枚まとめて入れられるカードケースを楽天市場で探してみるのもおすすめです。
マイナ保険証の解除方法(利用をやめたい場合)
「やっぱりマイナ保険証の利用をやめたい」「紐づけを解除したい」という声もあり、2024年10月頃からマイナ保険証の利用登録解除の仕組みが整備されています。
重要なのは、マイナポータルからは利用登録の解除ができないという点です。デジタル庁のFAQでは、解除の手続きは加入している保険者(協会けんぽ・健康保険組合・国民健康保険など)に問い合わせるよう案内されています。
| ステップ | 具体的な内容(一般的な流れ) |
|---|---|
| 1. 保険者を確認 | 健康保険証や資格確認書で、自分がどの保険者(協会けんぽ、勤務先の健保組合、市区町村の国保など)に加入しているかを確認。 |
| 2. 解除申請書を入手 | 各保険者が用意している「マイナンバーカードの健康保険証利用登録の解除申請書」などの書式を入手し、必要事項を記入して提出。 |
| 3. 資格確認書の扱い | 解除後は「資格確認書」で受診する運用が案内されていることが多く、希望者には資格確認書が交付される。 |
| 4. 解除が反映される時期 | 解除申請からシステム上で実際に解除されるまで、1〜2か月程度かかる場合がある。 |
なお、解除は「マイナンバーカードを健康保険証として使う機能」を止めるものであり、健康保険者に届け出られているマイナンバー自体を消すものではない点にも注意が必要です。
この章の要点
- マイナ保険証の解除は、マイナポータルからはできず、加入している保険者への申請が必要。
- 多くの場合、専用の「解除申請書」を提出し、解除後は「資格確認書」での受診となる。
- 解除がシステムに反映されるまでに時間がかかるので、余裕を持って手続きすることが重要。
申請書の控えや資格確認書を保管するクリアファイルや書類ケースも、楽天市場で揃えておくと管理が楽になります。
マイナ保険証(マイナンバーカード)を紛失したときの対処法
マイナ保険証として利用しているマイナンバーカードを紛失した場合、健康保険証の登録を解除するというよりも、まずカード機能の停止と再交付手続きが必要になります。
紛失時のおおまかな流れ
- マイナンバー総合フリーダイヤルに連絡し、カード機能を停止する。
(0120-95-0178 など、公式サイト記載の番号に連絡) - 警察に遺失届・盗難届を出し、受理番号を控える。
- お住まいの市区町村窓口で、マイナンバーカードの再発行手続きを行う。
- 必要に応じて、加入している保険者に「資格確認書」の交付を申請し、再発行までの受診に備える。
マイナポータルのFAQでは、「カードを紛失した場合に、健康保険証利用登録を解除する必要はあるか」という質問に対し、機能停止と再交付手続きを行えば、再発行されたカードで継続して健康保険証として利用できると案内されています。
この章の要点
- 紛失時は、まずマイナンバー総合フリーダイヤルに連絡してカード機能を停止する。
- 警察への届出と、市区町村窓口での再発行手続きを早めに行うことが重要。
- 再発行までの受診には、「資格確認書」や紙の保険証などで対応できるよう、保険者にも相談しておく。
普段からマイナンバーカードを落とさないよう、チェーン付きケースや首から下げるIDホルダーなどを楽天市場で準備しておくのもひとつの対策です。

