イ・スンジェ(李順載)のプロフィール・年齢・出演ドラマ&映画・経歴まとめ
韓国を代表するベテラン俳優、イ・スンジェ(이순재)。60年以上にわたって第一線で活躍し、国民的ドラマから映画・舞台・政治活動まで幅広い経歴を持ちます。ここでは、時点で分かっているプロフィール、主な出演作、キャリアの歩みを日本語で整理して紹介します。
イ・スンジェの基本プロフィール
年齢・出身・学歴など
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | イ・スンジェ(이순재/李順載) |
| 生年月日 | 1934年11月16日(91歳・2025年時点) |
| 出身地 | 日本統治時代・咸鏡北道会寧郡(現・北朝鮮地域)生まれ、その後ソウルで育つ |
| 国籍 | 大韓民国 |
| 職業 | 俳優、元政治家、元大学教授 |
| デビュー | 1956年頃から演劇・TVドラマに出演し本格的に活動開始 |
| 最終学歴 | ソウル大学 文理科大学 文学部 哲学科 卒業 |
| 家族 | 1966年に結婚し、1男1女の父 |
ポイント
- 1934年生まれの“韓国演劇界の生き証人”的存在。
- 俳優としてだけでなく、大学教授や国会議員も務めた多彩なキャリアを持つ。
- 現在も舞台・ドラマに継続的に出演しており「現役最長クラス」の俳優として尊敬されている。
俳優としての経歴:演劇・テレビ・映画の歩み
演劇出身のベテラン
イ・スンジェは1950年代後半から演劇の世界で頭角を現し、その後テレビ放送の普及とともにドラマ出演を増やしていきました。1960年代からKBSやMBCのドラマに多数出演し、“国民俳優”と呼ばれるポジションを確立していきます。
| 年代 | 主な活動 | トピック |
|---|---|---|
| 1950〜60年代 | 演劇・ラジオドラマ・初期TVドラマ | 韓国TV草創期から画面に登場し、「元祖テレビ俳優」として知られる。 |
| 1970〜80年代 | ドラマ・映画・演劇の三本柱 | 時代劇からホームドラマ、社会派作品まで幅広く出演。 |
| 1990年代 | ドラマで“名脇役”ポジションを確立 | 父親役・教師役・政治家役など、存在感あるサブキャラクターを多く演じる。 |
| 2000年代以降 | シットコム・ロマンス・映画など | 『思いっきりハイキック!(거침없이 하이킥!)』などで若い世代からも人気を獲得。 |
ポイント
- 演劇出身ならではの確かな発声と間で、重厚な役からコメディまで自在にこなす。
- 放送黎明期から活躍しており、韓国ドラマの歴史そのものを体現するキャリア。
- 年齢を重ねても、代表作がアップデートされ続けている希有な俳優。
主な出演ドラマ・映画・バラエティ
韓国ドラマ(TVシリーズ)の代表作
| 放送年 | 作品名 | 役どころ・ジャンル |
|---|---|---|
| 2006〜2007年 | 『思いっきりハイキック!』 | キム家の家長イ・スンジェ役(本人と同名のキャラ)。シットコムブームの代表作。 |
| 2009〜2010年 | 『屋根突き破ってハイキック』 | 前作に続き一家の大黒柱的な役柄で出演。 |
| 2013年 | 『花よりおじいさん』(バラエティ) | “花じいさん”メンバーとして、ヨーロッパ旅行企画が大ヒット。 |
| その他多数 | 『王と妃』『砂時計』『イ・サン』など | 時代劇・現代劇を問わず数多くのヒット作に出演。 |
映画・舞台での活動
- 映画では、家長役・政治家役・教師役など、味わいのある脇役として多く出演。
- 舞台ではチェーホフやシェイクスピア作品など本格的なストレートプレイにも多数出演し、演劇賞も受賞。
- テレビでのコミカルなイメージと、舞台での重厚な演技のギャップがファンに支持されている。
政治・教育分野での活動と人物像
国会議員・大学教授としての顔
イ・スンジェは俳優業に加え、1990年代には比例代表で国会議員を務めた経歴があります。また、大学で演技論や映像演技を教える教授としても活動し、多くの若手俳優を育ててきました。
人物像の特徴
- 現場では厳しくもユーモアのある“先生”タイプとして後輩から慕われている。
- トーク番組では自虐ネタや時事ネタを交えた辛口コメントで、知性派バラエティゲストとしても人気。
- 長年のキャリアを通じて、韓国芸能界の労働環境や後輩育成についても積極的に発言している。
イ・スンジェ作品を楽しむおすすめ順
まずはシットコムから入るのがおすすめ
- 入門編として『思いっきりハイキック!』などのシットコムで、コミカルな一面に触れる。
- 次に『イ・サン』などの時代劇で、重厚な演技や“皇帝・重臣”役を堪能する。
- 最後にバラエティ『花よりおじいさん』などで、素の人柄やユーモアに触れると、俳優としての魅力がより立体的に見えてくる。

