スーパー戦隊シリーズ歴代レッド一覧｜代表作・主題歌・名シーンで振り返る
本記事の基準日（情報更新日）はです。1975年『秘密戦隊ゴレンジャー』から始まったスーパー戦隊シリーズは、昭和・平成・令和と続く長寿特撮シリーズで、毎年必ず「レッド」を中心としたチームヒーローが登場します。ここでは、全作品を網羅した詳細な名簿というより、代表的な歴代レッドと主題歌・名シーンをピックアップして、シリーズの魅力を分かりやすく整理します。
スーパー戦隊シリーズとは？歴代レッドの基本知識
スーパー戦隊シリーズは、東映が制作しテレビ朝日系で放送されている特撮ヒーローシリーズで、『秘密戦隊ゴレンジャー』（1975年）が事実上の第1作と位置づけられています。5人前後の戦士が色分けされ、その中心にいるのが「レッド（赤）」です。
レッドは単なるリーダー役にとどまらず、作品ごとに性格や立場が大きく違うのが特徴です。熱血漢タイプ、クールタイプ、天然系、王様、アウトロー…など、時代ごとの「理想のヒーロー像」を反映しています。近年は、令和初期の『王様戦隊キングオージャー』『爆上戦隊ブンブンジャー』など、新しい価値観を持つレッドも登場しています。
この章の要点
- スーパー戦隊シリーズは1975年『秘密戦隊ゴレンジャー』から続く東映制作の特撮シリーズ。
- 色とりどりの戦士の中心にいるのが「レッド」で、作品ごとに性格や立場が異なる。
- 令和期には王様やドライバーなど、従来と少し違う肩書きや立場のレッドも登場している。
昭和〜平成初期の代表的レッドと主題歌・名シーン
まずは原点である昭和期と、平成初期の代表的なレッドをいくつか抜粋して紹介します。
| 作品（放送開始年） | レッドの名前 | 俳優 | 主題歌（OP） |
|---|---|---|---|
| 秘密戦隊ゴレンジャー（1975） | アカレンジャー／海城 剛 | 誠直也 | 「秘密戦隊ゴレンジャー」歌：ささきいさお ほか |
| 恐竜戦隊ジュウレンジャー（1992） | ティラノレンジャー／ゲキ | 望月祐多 | 「恐竜戦隊ジュウレンジャー」歌：佐藤健太 |
| 鳥人戦隊ジェットマン（1991） | レッドホーク／天堂 竜 | 田中弘太郎 | 「鳥人戦隊ジェットマン」歌：影山ヒロノブ |
| 五星戦隊ダイレンジャー（1993） | リュウレンジャー／天火星 亮 | 和田圭市 | 「五星戦隊ダイレンジャー」歌：NEW JACK 拓郎 |
| 超力戦隊オーレンジャー（1995） | オーレッド／星野 吼児 | 宍戸勝 | 「オーレ！」歌：速水けんたろう |
名シーンの一例（昭和〜平成初期）
- アカレンジャー：5人揃っての「ゴレンジャーストーム／ハリケーン」必殺技シーンはシリーズの象徴。
- レッドホーク：ジェットマンの人間関係が爆発するドラマ回で、竜の不器用なリーダー像が描かれるシーンは今でも名エピソードとして語られます。
- リュウレンジャー：激しい素面アクションと、拳法バトルが織りなすクライマックスバトルは、平成序盤の戦隊らしい熱さがあります。
この章の要点
- ゴレンジャーのアカレンジャーは、元祖レッドとして現在もイベントで特別扱いされる象徴的存在。
- 平成初期の戦隊は、ドラマ性の高い作品や拳法・恐竜などテーマ性の強い作品が多い。
- 主題歌も「秘密戦隊ゴレンジャー」「鳥人戦隊ジェットマン」など、今なお歌われる名曲が多い。
平成後期〜令和のレッドと主題歌・名シーン
近年は、レッドのキャラクター像もより多様になり、王様・アウトロー・配達員など個性豊かなヒーローが登場しています。
| 作品 | レッド | 俳優 | 主題歌（OP） |
|---|---|---|---|
| 侍戦隊シンケンジャー（2009） | シンケンレッド／志葉 丈瑠 | 松坂桃李 | 「侍戦隊シンケンジャー」歌：サイキックラバー＋竹本孝之 |
| 海賊戦隊ゴーカイジャー（2011） | ゴーカイレッド／キャプテン・マーベラス | 小澤亮太 | 「海賊戦隊ゴーカイジャー」歌：松原剛志（Project.R） |
| 王様戦隊キングオージャー（2023） | クワガタオージャー／ギラ | 酒井大成 | 「全力キング」歌：古川貴之（ED/関連曲含む構成） |
| 爆上戦隊ブンブンジャー（2024） | ブンレッド／範道 大也 | 井内悠陽 | 「爆上戦隊ブンブンジャー」歌：古川貴之 ほか |
令和レッドの名シーン例
- ギラ（クワガタオージャー）：自称「邪悪の王」として世界に反旗を翻しながら、本当は民を守りたいという葛藤が爆発する即位回はシリーズ屈指の名シーン。
- 範道大也（ブンレッド）：公道レースのようなスピード感のあるバトルと、チームを「案件」としてまとめていく独特のリーダー像が新鮮という声も多いです。
- ゴーカイレッド：歴代戦隊に「ゴーカイチェンジ」して戦うシーンは、レッドがレッドの力をまたぐ“全員集合”感で、ファン人気が非常に高いです。
この章の要点
- 平成後期〜令和のレッドは「侍」「海賊」「王様」「ドライバー」などコンセプトが多彩。
- 主題歌もロック・ダンスチューンなど幅広く、映像と一体で盛り上がる構成になっている。
- 歴代レッドが勢ぞろいする作品やイベントも多く、「世代を超えて楽しめる」演出が増えている。
歴代レッドの人気・強さランキング的な楽しみ方
ネット上では、「最強のレッドは誰か？」といったテーマでファン投票やランキング企画も行われています。アカレンジャーの“元祖レッドとしての象徴性”、ゴーカイレッドの多彩なフォームチェンジ能力、シンケンレッドの剣士としてのストイックさなど、それぞれが違う魅力を持っているため、“どのレッドが一番”というより“自分の世代のレッド”を推す楽しみ方が主流です。
ランキング記事やYouTubeの比較動画などでは、リーダーシップ・戦闘力・カリスマ・名言・ストーリーへの関わり方など、独自の指標で語られており、「自分の推しレッド」を再確認するきっかけにもなります。
この章の要点
- 「歴代最強レッド」を決める試みは多いが、評価軸が人それぞれで答えはひとつではない。
- 世代や初めて見た戦隊作品によって、「思い入れのあるレッド」は大きく変わる。
- ランキング記事・比較動画をきっかけに、見ていなかった世代の作品に触れてみる楽しみ方もできる。
主題歌で振り返るスーパー戦隊｜おすすめの聴き方
スーパー戦隊の魅力は、本編だけでなく主題歌・挿入歌にもあります。コロムビアなどからは、昭和〜平成・令和の主題歌をまとめたCDボックスや配信アルバムが複数発売されており、「TVサイズ主題歌集」などシリーズを横断して楽しめる作品もあります。
おすすめの楽しみ方としては、
- 自分の生まれ年の前後作品だけをピックアップして聴く。
- 歴代レッドの登場順に主題歌を並べて、「音の変遷」を感じる。
- ランニングや通勤時のプレイリストに混ぜてモチベーションを上げる。
などがあります。音楽から作品に興味を持ち、配信やDVDで本編を見直す…という流れも楽しいです。
この章の要点
- シリーズ全体の主題歌を網羅したアルバムが複数リリースされており、年代ごとの雰囲気の違いを楽しめる。
- レッドのビジュアルと主題歌はセットで記憶に残りやすく、「音楽から作品を振り返る」楽しみ方ができる。
- 配信サービスやCDを活用して、自分の世代以外の戦隊主題歌も聴いてみると新しい発見がある。
