Pixelmator Proの使い方(初心者向け)|最初の1枚を「それっぽく」仕上げる手順
「Photoshopは強そうだけど、いきなり月額はちょっと…」「Macでサクッと写真を整えて、SNSやブログに出したい」——その気持ち、わかります。2026-01-15の時点で、Pixelmator Proは“プロっぽい編集”をかなり直感的にやらせてくれるMac用の画像編集アプリです。
この記事は、専門用語で置いてけぼりにしません。まずは“最初の1枚”を完成させることをゴールに、画面の見方→基本操作→よく使う機能→書き出しまで、つまずきポイント込みで案内します。
なお、Pixelmator ProはMac App Storeで買い切り(日本ストア表示:¥8,000)として提供されています。買う前に「自分の用途に合うか」をここで確認してからでも遅くありません。
Pixelmator Proって何が得意?初心者が「迷わない」ための前提
結論:写真の補正・切り抜き・合成を“気合い少なめ”でやるのが強い
Pixelmator Proは、写真を明るくしたり、色味を整えたり、背景をサッと隠したり、不要物を消したり——そういう「毎回やる作業」を短い手数でまとめてくれます。ここで大事なのは、“なんでもできる”より“やりたいことに迷わない”こと。
たとえば、カフェで撮った写真がちょっと暗い。SNSに出したいのに、背景の人が気になる。ブログのアイキャッチにしたいから、文字も入れたい。こういう「あるある面倒」を、画面上の操作でスッと処理できるのが気持ちいいところです。
よくある誤解:テンプレがある=初心者向け“だけ”のソフト?
テンプレがあると「簡単系アプリ?」と疑われがちですが、Pixelmator Proはレイヤー編集(パーツを重ねて編集する方法)もできる“ちゃんと編集できる”側のアプリです。テンプレは近道、レイヤーは本線。両方あるから早い、という理解がいちばんラクです。
- ここだけ覚えればOK:Pixelmator Proは「写真補正・切り抜き・合成」を短い手数でまとめるのが得意。
- 判断の目安:ブログ・SNS・資料用の画像づくりが多いなら相性が良い。
- 勘違いへのツッコミ:テンプレがある=軽いアプリ、ではなく「近道がある本格派」と考えると腑に落ちる。
まずは画面に慣れる:初心者が触るべき場所は4つだけ
「ツール」「レイヤー」「調整(フォーマット)」「キャンバス」を押さえる
起動して最初に戸惑うのは、情報が多いこと。ですが、覚える場所は4つだけでOKです。
| 場所 | 役割 | 初心者が最初に使う場面 | よくある詰まり |
|---|---|---|---|
| ツール | 切り抜き・選択・修復・文字など「やること」を選ぶ | トリミング、不要物消し、背景切り抜き | ツールを変えたのに反応しない→キャンバス上の対象を選んでいない |
| キャンバス | 実際の画像が見える作業場 | 選択範囲をドラッグ、文字を配置 | 拡大しすぎて迷子→表示倍率を戻す |
| レイヤー | 画像・文字・図形を“重ねて管理”する棚 | 文字を画像の上に乗せる、合成する | どれを編集してるか不明→今選択中のレイヤーを確認 |
| 調整(フォーマット) | 色・明るさ・ぼかし・影などの設定 | 明るさ、コントラスト、色味の調整 | 変化が出ない→調整対象のレイヤーが違う |
初心者の最短ルール:「編集したいもの」を先に選ぶ
うまくいかないときの原因、だいたいこれです。レイヤーで対象を選ばずに「修復したい!」「色変えたい!」と押している。人間は焦ると、指だけ動いて意図が置き去りになります。まず対象を選ぶ。それだけで、成功率が上がります。
- ここだけ覚えればOK:触るべき場所は4つ(ツール・キャンバス・レイヤー・調整)。
- 判断の目安:何かが効かないときは「対象レイヤーが選べてるか」を先に確認。
- 現実寄りの補足:編集が進まない日は、機能のせいじゃなく“選択ミス”のせいで止まっていることが多い。
最初の1枚を仕上げる:写真編集の鉄板メニュー(これだけで見栄えが変わる)
(1)トリミング:構図を整えるだけで“上手く見える”
まずは切り取り。料理写真なら余白を減らすだけで強くなります。人物なら顔の位置を少し上に寄せるだけで「それっぽい」。トリミングは、地味だけど一番効く“編集”です。
(2)自動補正(ML系):迷ったら最初に一発
Pixelmator Proは機械学習系の補正(「いい感じに整える」処理)が用意されています。初心者の使いどころはシンプルで、自分の目が慣れてない最初ほど助けになる。ただし、何でも自動で正解になるわけではないので「やりすぎた」と感じたら戻す。これが大人の使い方です。
(3)不要物の除去:背景の“余計な存在感”を消す
写真の端っこに写り込んだ看板、床の小さいゴミ、壁の傷。気になり出すと止まらないやつです。Pixelmator Proには不要物を自然に消す系の修復ツールがあり、まずは小さいものから試すのがコツ。いきなり「人を消す!」は難易度が上がります(やるなら後半で)。
(4)背景の切り抜き:SNSとブログの“素材化”が一気に進む
背景を透過してPNGにしておくと、アイキャッチやサムネ作りが爆速になります。髪の毛や毛並みは難しい——ここもあるある。でも、まずは自動で背景を隠して、必要ならマスクをブラシで少し手直し。完璧を目指すより「使える素材」にするのが実用的です。
- ここだけ覚えればOK:トリミング→自動補正→不要物除去→背景切り抜き、の順でやると速い。
- 判断の目安:自動補正は“叩き台”。やりすぎたら戻して微調整でOK。
- 勘違いへのツッコミ:「切り抜きは一発で完璧」→現実は“8割自動+2割手直し”が一番コスパ良い。
文字入れ・バナー・アイキャッチ:デザイン作業を“苦行”にしないコツ
テンプレは「ズル」じゃなくて「時短のプロ技」
ブログのアイキャッチや告知画像って、作業の半分は“サイズ合わせと配置”です。ここでテンプレを使うと、もう勝ち。余白、文字の見やすさ、要素の整列を最初からいい感じにしてくれます。
レイヤーの基本:写真と文字は別々にしておく
初心者がやりがちなのが、全部を一枚絵に焼き付けてしまうこと。あとから「文字だけ直したい」ができなくなります。写真は写真、文字は文字、図形は図形。別レイヤーにしておけば、未来の自分が助かります(深夜の修正対応のときに特に)。
“見やすい文字”の現実ルール:影より先に「背景の整理」
文字が読めないとき、すぐ影や縁取りを盛りがちですが、最初にやるべきは背景側の整理です。背景を少し暗くする、ぼかす、半透明の帯を敷く。これだけで読みやすさが上がります。影は最後のひと押しで十分。
- ここだけ覚えればOK:テンプレ活用+レイヤー分けで、デザイン作業のストレスが激減する。
- 判断の目安:文字が読めないときは、影を盛る前に「背景を整える」を先に。
- 現実寄りの補足:“整列”に気づくと一気にプロっぽくなる。配置を揃えるだけで説得力が出る。
書き出し・共有で事故らない:よくある失敗と回避策
PNG/JPEG/PSD…迷ったら「用途」から逆算
書き出し形式で迷うのも、初心者あるあるです。ざっくりでOKなので、まずはこの3つだけ覚えましょう。
| 用途 | おすすめ形式 | 理由 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| SNS投稿・写真 | JPEG | 軽くて扱いやすい | 圧縮で劣化するので“保存し直し地獄”は避ける |
| 背景透過の素材 | PNG | 透過が保てる | ファイルが重くなりやすい |
| あとで編集したい | Pixelmatorの書類/PSD | レイヤーを保持しやすい | 共有相手が同じ環境とは限らない |
解像度の罠:「大きく作って小さく使う」は強い
小さく作って拡大すると、すぐ粗く見えます。逆に、大きめに作って縮小すれば、見た目はキレイになりがち。ブログのアイキャッチなら、最初から少し大きめのキャンバスで作っておくと安心です。
便利機能の使いどころ:Photos拡張・ショートカット・Apple Intelligence
Pixelmator Proは、写真アプリから呼び出す拡張機能や、ショートカット連携にも対応しています。「毎回同じ加工」を自動化できると、地味に人生が楽になります。さらに近年は、対応環境が揃えばApple Intelligence連携の機能も話題になっていますが、まずは基本編集が回るだけで十分元が取れます。
ちなみに、現時点ではMac向けの提供が中心ですが、今後の展開としてiPad向け提供もニュースになっています。環境が変わる可能性があるので、導入時は対応機種・提供形態を確認しておくと安心です。
- ここだけ覚えればOK:JPEG=写真、PNG=透過、編集用=レイヤー保持形式、で迷いが減る。
- 判断の目安:解像度は“少し大きめ”で作って縮小が安全。
- 勘違いへのツッコミ:「機能を全部覚えてから使う」→使いながら覚える方が100倍早い。

